「関係性を深める」とは何だろうか。
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「関係性を深める」とは何だろうか。
実に抽象的な問いで、いざ言葉にしようと思うと
少し難しいような問い。
この問いと向き合うきっかけとなったのは、
2021年12月に開催したSHIPのイベント
「Dialogue in the SHIP」の企画からでした。
このイベントは対話型のイベントで、
毎回大きなテーマを据えてゲストとSHIPメンバーが
対話をする形式をとっています。
2021年はそのテーマが
「関係性を深める。その先に生まれるもの」
でした。
そういったテーマで企画をすることになったことと、普段から医療職として考えていることがリンクして、ふとした拍子に「関係性を深めるとは何だろうか」と考えるようになっていました。
今回はそんな経緯でふと考えるようになった
この問いについて考えたことをまとめていきたいと
思います。
と、問いに入っていくその前に…
そもそも、関係性とは何か。
家族や友達、職場の人や恋人など...
人は一人では生きていけない。
だからこそ、色んな人と繋がり合って
関係性を築きながら日々を暮らしている。
その日々の中にある関係性とは、
果たして何なんだろうか。
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上記にも医療職として働いていると書きましたが、
私は普段、医療系のお仕事をしています。
人の人生に、直接的に関わるお仕事を。
いわゆる一般職の方々よりも、
対象者との密な関係性を持つことを要求される
とても特殊なお仕事だとも思います。
その方の人生、時にはその方のトラウマなんかにも
触れなければならない。
そういった仕事だからこそ、
関係性という言葉は欠かすことのできない
キーワードで、何かリンクするものがあって
関心が向いたのだと思います。
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対象者とのラポール (信頼関係)が大切です
学生時代から、授業や実習でよく言われてきた
言葉。
でも改めて考えると、ラポール (信頼関係)とは
何か。どんな状態を指すものなのか。
授業ではそこまで教えてもらえなかったなぁと
思います。
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「関係性を深める」とは何か
では、本題に戻り、どんな状態になれば、
「関係性が深まった」と言えるのか。
「ラポールを築くことができた」と言えるのか。
そのことについて向き合ってみて、
自分なりの定義が見えてきたような気がします。
(これから書くことはあくまで私見です。
「自分はこうだと思う！」というのがあれば
是非教えてもらえると嬉しいです。)
「関係性を深める」ということの、
自分なりの定義は下記の通りです。
コミュニケーションの双方向性が
保たれていること。
また、その際に余計な障壁が存在しないこと。
こうやってみると
「当たり前じゃん」という感じですが、
改めて顧みるとできていなかったことも多いと
自戒します。
顧みるなかで、関係性を深められなかった
ケースもありました。
そんな時に起きていた現象についても
考えてみたので、下記に載せます。
●立場の高低・役割に依存した
コミュニケーションの場合
立場が違うとフラットな関係性を
築きにくいというの往々にしてあるのかなと。
●コミュニケーションの量に
偏りが大きい場合
されているケースもあるのかなと。
それで良いという関係性もあるかとは
思いますが、長期的に見てそれで良いのかは
悩ましいところですね。
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関係性を深めた、その先にあるものとは何か
「関係性を深める」とは何かについては
考えてきました。
では、関係性が深められたとして、
その先にあったものは何だったのか。
自分なりに辿り着いた答えは
“納得” です。
関係性を深めることは納得に繋がる
ということなのでは？？と。
それが自分の考える「関係性」や
その先にあるものの答えでした。
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日々のお仕事を通して、
たくさんの方と接してきた体験を
振り返ると…
その中で、行動変容など良い方向に
繋がっていった方との関わりでは
関係性が深まるにつれ、納得感をもって
選択をしてくれることが増えていったな
という実感がありました。
関係性が深まり、納得を得ることにより
確かな選択をすることができる。
一人では得られなかった変化を
他者との関わりを通して、
納得して選び獲得していける。
それが関係性を深めた先に
あるものなのかな、と今は思っています。
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…とここまで、
私の考えてきた「関係性とは何か？」や
「関係性を深めた先にあるものとは？」
について言葉にしてきました。
絶対的な答えがある問いではないし、
色んな考え・視方があると思います。
読んでくださった方は、
ぜひ自分なりの答えを考えてみてください。
あと、それをシェアしてもらえたら
すごく嬉しいです…！
おわり。
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