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台湾ライフ|言葉にしてみたら実現する

最近、仕事が終わると毎日のように、オンラインで友人たち、学びの仲間、プロジェクトの仲間と話をしています。1年前は全く想像していなかったなぁ。いや、今年の1月でもそんなこと思っていなかったかも。コロナ禍が始まるまでは。日本とのコミュニケーションは、コロナ禍以降の方が濃くなったかも。気軽に帰れないという点はちょっとした、いや、それなりのストレスにはなっているのだけれども。

で。コロナ禍で感じた事は別で書こうかなと思っているので、今日はそのコミュニケーション量が増えたなかで、ふと言ってみて、やりたいと思ったことが、実現したこと、活動が拡がったことについて書いてみたいと思います。本当に言葉にして伝えてみるって大切。


現在。私は「イイオンナ推進プロジェクト」の本部メンバーとして活動しているのですが、その中でもいくつかのプロジェクトをサポート&担当しています。ちなみに、「イイオンナ」ときくと見た目の華やかさやキラッキラした女性をイメージするかもしれませんが、我々のプロジェクトでは「ありのままの自分を受け止め、自らの強みを社会に発揮している」内面を重視した定義となっています。

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        「イイオンナ推進プロジェクト」サイト


プロジェクトで様々な活動をしているのですが、私がプロジェクト内で主に取り組んでいる内容は以下の4つ。あまり動けていないものもあるけれども、本業以外で結構いろんなことを今年になって始めました。

・社会課題を女性の感性と力を活かして解決していく「分科会」のプロジェクト運営&サポート

・自らの過去と経験と向かい合い、ありのままの自分を受け入れコミットする、女性の為の講演会「かなえ」登壇者の経験掘起こしから講演内容を作成するまでのサポート ⇒「かなえvol.2」イベントページ

・コロナ禍で環境が変わり家に居る時間が増えた女性たちが、気分転換をし元気になってもらうための、安心安全な場を提供しているオンラインカフェ「CHEER UP cafe」の立上げと運営 ⇒「CHEER UP cafe」 Facebook page

・プロジェクト活動で培ってきた「コト」をあらゆる角度から掘り下げ、 プロジェクトの在り方や、積み上げてきたノウハウを形にしていく「イイオンナ推進LABO(準備中)」の立上げ準備


で。この4つの中で2つはプロジェクトの中で「やりたい!」と声をあげて、もしくは元々アイディアベースであったものを、より明確に企画案を提出して実現したものなのです。その2つが「CHEER UP cafe」と「イイオンナ推進LABO(準備中)」。


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「CHEER UP cafe」を立ち上げるきっかけになったのは、コロナ禍の影響が世界中で出始めた2月末頃に家に引きこもることで家庭で弱者になりやすい女性がDV被害にあったり、メンタルをやられたりすることがアメリカやヨーロッパで話題になり始めていたこと。

友人がDV被害にあっていたことを後で知ってもっと早く助けてあげられることは出来なかったのかという思いや、私自身が日本よりも早く影響がでていた台湾で、オンラインで友人たちを話すことがストレス解消になっていたことから「きっと日本でも同じことが起こるはず」と思い、気軽に話ができ、ストレス解消ができてメンタルの安定を保つ、何かあれば助けを求めることができる場を創りたいという思いで「立ち上げたい」とプロジェクトの中で話しました。

そこからは、私の想いに共感してくれたプロジェクトメンバーが協力してくれ、一緒にオペレーションマニュアルやルールを作り、イベントページを立上げ、そして少し時間はかかったものの、5月最初から開催し、今でも最低でも週に1・2回、月に6回以上「CHEER UP cafe」を仲間のおかげで開催することが出来ています。

開催してみて分かったことは、開催する側のcafeオーナーさんたちも開催し、訪れた方とお話することで元気になれること。応援する側も応援される側もお互いに一緒に元気になり、笑顔で過ごすことができているのです。何よりも、開催後のアンケートでは満足度が満点!そして他の人にもおすすめしたいと言ってくださる方が多く、それもまた開催しているcafeオーナーさんたちのパワーにもつながっています。今、私自身はあまりcafeオーナーとして開催出来ていないのだけれど、それでも仲間と共に続けてきて良かった、何よりも「やりたい」と言葉にして良かったと思っています。


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2つ目の「イイオンナ推進LABO(準備中)」。これはふんわりとした「イイオンナ」の要素だったり、どんな人が私たちの言う「イイオンナ」なんだろうねぇ、ということを明らかにしたいよね、という他の方々から出たアイディアをもとに、本格的に立ち上げたいと企画書を提出したところから本格的に始まりました。というか始めようとしています。

これもまた、私が以前からずっとずっと考えやりたいと思っていた、「女性が自分らしく活躍する為に、知っていたら、教える人がいたら、様々なロールモデルが分かっていたら、もっと楽しく余計な苦労をせずに輝く人が増えるのではないか」ということを他の方のアイディアも合わせて明らかにし、そして在り方であったりスキルを身に着けていくための仕組作りを組織・チーム化し、促進していくためのLABOです。

こちらはまだこれから。それでも。「こういうのあったらいいよね」という話から「じゃぁ、やりましょうよ」と言ったことで実現に結びついています。今はまだ準備段階だけれども、社会課題を解決するための分科会活動と連携し、きっと大きなものになるはず。そんなことを感じています。


そして最後。

昨日、そのプロジェクトメンバーの一人と話をしていた時に、私のプロマネや組織マネジメント、メンバーコミュニケーションのスキルに興味を持ってくれていて。でも、普段現場の実践の中でケールバイケースで対応しているから、研修のような形で伝えようとしても、私自身が簡単なフレームと感覚的にやっているものとで、なかなかスキルとして「こうすればいい」と一律に明文化できないんだよね、という話をしていたのです。

そうしたら「話を聞いているだけでも勉強になりそう」と言ってくれたので、「だったら自分から何を話せばいいか分からないから、知りたいことを聞いてくれたら話すよ」と答えたところ、そこから話がいっきにまとまり、ファシリテートしてもらいながらのプロマネもしくは組織・チームマネジメントの勉強会が決まりました。これもまたいつか自分の大切にしているマインドやスキルを伝えていきたいなぁと思っていたことが実現することになりそうです。

当日は、インタラクティブなインタビュー形式でゆるりと開催予定。事前に聞きたいことのアンケートを取ってそれを元に質問をしてもらいながら答える、さらに都度その場でファシリテートしてもらいつつ質問を重ねてもらう、さらにさらにその場で聞きたいことが出て来た人には質問をしてもらって回答する、という形式で進める予定。まずはイイオンナ推進プロジェクトの内輪で勉強会の参加者を募るので、参加メンバーの顔をみながら話す内容と話すトーンを調整しながら進めることにしました。リアルなら難しかったかもしれないけど、オンラインで気軽に集まれるようになったから実現できるようになったこと。

と。書いて実はこの内容を下書きに保存して1日寝かせていたのですが。参加すると回答してくださった方々のお名前を見まして、インタビューでゆるりとという感じではなくなったので、ちょっとだけ資料も準備することにしました。正しい物というよりは私が理解していること、思っていることをまとめる感じ。私の視点が、こういうのもあるんだね!と、どなたかのお役に立てるのであれば良いなぁ、と。


そして、これもまた、ふとした会話から言ってみたことで、もともとやってみたかったことが実現することになったこと。ここからやってみて学ぶこと、気づくことも沢山あると思うので、それをもっともっと形にして拡げていけるといいなあ、なんて、さらに個人的な夢が拡がっています。


ここで書いた実現したことは、「やってみたい」と言ったから実現することになったものばかり。自分一人でするのはちょっと不安だなぁ、出来るかなぁ、どうしようかなぁ、と思って動けていなかったことも、仲間の中で「やってみたい」ということで協力者が出てきて実際に実現したことばかりなのです。

言ってみたからといって、全てのことが実現するかどうかは分かりません。私も言い始めてから随分と時間がたっているものもあるけれど、改めて言ったことでピッタリと何かのタイミングとあって実現しだしているものもあります。

だから。あきらめずに、やりたいと思っていることは言葉にすることって大切。もしかしたら、その言葉を覚えていてくれて、誰かが誰かに伝えてくれることで実現につながるかもしれません。以前だと無理だったことが、今ならできる、ということもあるかもしれません。

というわけで。言い続けるって、言葉にして伝えるって、大切だし、言ってみたらすぐではないかもしれないけど、実現することっていっぱいあるんだよ、って思ったのでした。もちろん言うだけでなくて行動とセットではあるんですけどね。勝手に叶っちゃう!というような魔法なんてものはないので、何も行動しなければ何も起こらない、けれど言葉にすることできっかけやチャンスが広がり、そこで行動することで実現することはあると思うのです。

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