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広い世を観て、新しい世を創る──不変の法則「相似」

世界は多くの類似点や共通点をもち、「相似形」で成り立っている。
自然界に「相似形」が満ちていることは、すでによく知られている。木の葉の形と、木の概形はそっくりである。葉の中心を貫き、分かれていく葉脈は、まるで木の幹と枝だ。
人体においても、例えば指紋はずっと同形または相似形である。子どもが大きくなり、手が大きくなっても、基本的な指紋の特徴は変わらない。太っても、指の皮が古くなって再生されても、その個性的な模様は変わらないのだ。

「相似形」や「相似性」に気づけば、何らかの「不変の法則」が感得できる。ある小さなものを観て、もっと大きいものについて知ることができる。今あるものを観て、将来、それがどのような形になるかを予想することも、可能になるのだ。

筆者は、この「相似」の理と感覚を用いて、様々なものを観ることを提唱する。
漠然とした多くのものや、世の中の複雑過ぎる状況なども、違ったイメージで観え始め、理解や対処がしやすくなるだろう。

今から400年余り前のこと──。
昔の日本には「相似」を感得し、国を救うほどの働きをした人物がいた。

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