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最近、自分でのれんを掲げて事業を起こして、それっぽくなってきたフェーズの後輩と話す機会が立て続けにあったので、頭の整理がてら。

いざ話を聞くとなんだかみんな悩んでて、いまの状況とか課題とか、いろいろ聞いてみるのですが、だいたい共通して抱えているのは

「とりあえず食べていけるくらいにはなったけど、
いま何をすべきか見失ってしまった」

という悩み。

とにかく事業を形にしたくてガムシャラに突っ走って来た結果、いざ形になると、その次が分からなくなる、みたいなよくあるやつです。

これは、ビジョンや目的を達成するための設計・設定が欠けたまま(目的が手段になったまま)走ってしまった人たちが陥りやすい罠だと思っていて、

結局どんなビジョンを達成するための事業設計なのか、一緒に考えながら問い正してみても、それに対するアンサーがみんな出なかったので、まずはビジョンを再設定することをどの後輩たちにも勧める結果となりました。

(ちなみにぼくはビジョンドリブン(先行)でいつも事業やキャリアについて考える人なので、やり方の話で揚げ足取られないように念のため補足しておきます)

とは言え、今の自分の中にビジョンの根源があるのであればそれを熟考して深掘りするだけなのですが、ぼくの経験上、そもそもビジョンを構成する要素自体が不足しているケースがほとんどなので、その場合はビジョンについて悩む時間を割くだけ無駄だと考えています。

・新しい出会いは意識的に作っているか
・定期的に相談できる環境や人はいるか

の質問に対して「ノー」である場合、新しく人と出会うことや頭の整理をしてもらう機会がスケジュールに組み込まれていないはずで、人と出会う環境や習慣をつくることが、今のモヤモヤした感じに対するクリティカルな改善点になり得ることを、後輩たちには伝えました。

いまはオンラインでもやり取りできるとは言え、東京よりも、大阪を含む地方都市で頑張っている人たちの方が出会いの機会は圧倒的に少ないと感じていて、それが原因で「ビジョン不足」の問題は起こりやすいのではないかと考えています。

立ち止まってしまった人は、とにかく頭を整理してくれそうな人や、今までになかった情報を分けてくれそうな人とどんどん会うことをスケジュールに入れていけば何か見えてくるのではないかと、経験上思うので、そんなことをちょっと長めに書いてみました。
(ぼくも立ち止まった時はいつも周りの人に相談しながら助けてもらってます。いつもありがとうございます。)

多くの人の個性や表現が埋もれてしまわないように、クリエイターとして、価値を掘り出し、届ける活動を行ってまいります。ブランドづくりに軸足を置いていますが、メディアでの発信や書籍展開など、活動の場の創出ができるようにも努めてまいりますので、どうぞご支援のほどよろしくお願いいたします。