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夢と現実とがシームレスに溶けていくSFの世界観が描かれていて、この世界観に平沢進はほんとに最適だと思うけど、クセ強いから好き嫌いは分かれるだろうな。夜中に聴くと頭おかしくなる。

物質世界と精神世界。ぼくたちは他者の精神世界に入り込んだり書き換えたりすることは本来できない。言うことを聞かせるとか、自分を好きになってもらうとか、そういうのって自分が操作できるものではないじゃないですか。本来は。

このSF作品の中においては、相手の精神世界にアクセスができるようにはなるんですけど、結論としては、アクセスできても、他者を変化させることはできずに終わるんですよね。

結局他人を変えることはできなくて(自分を変えることもできないとぼくは思っているけど)、結局、自分の現状を受け入れて、認めて、素直に生きていくしかないんだと、作中の要素を拾い集めると、そんなところに主軸が置かれているような気がしています。


多くの人の個性や表現が埋もれてしまわないように、クリエイターとして、価値を掘り出し、届ける活動を行ってまいります。ブランドづくりに軸足を置いていますが、メディアでの発信や書籍展開など、活動の場の創出ができるようにも努めてまいりますので、どうぞご支援のほどよろしくお願いいたします。