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私が使うドローン全種と使い分け/AWALのFPVシネマチック動画解説/ラストワンマイルに電動スケボー/最も簡単でコスパよくFPV Cinematicドローン剥きプロを作る方法/PIDとRATEの意味と設定勘所/いままでの撮影地でおすすめの場所/横田 淳『週刊ドローンリアルビュー』 Vol.5

最近は自宅にいることが多いのでホームシーシャしながらZoomミーティングすることが多いのですが意外と奥が深い世界で中々楽しんでいます。シーシャはいろんなフレーバーが楽しめて匂いがタバコのように臭くないので女性にも結構楽しまれています。最近買ったOduman N4はなめらかな煙が出てくれるのでおすすめ。桜映像を見ながら楽しんでいます。

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桜ドローンプロジェクトのDVDまもなく制作が完了します!現在DVDのパッケージ作業などをしており7月上旬には順次発送できそうです。とても良い作品に仕上がっているのでクラファン支援者・お申し込み頂いた方ぜひ楽しみにしてください。(事前予約はこちら

それでは今週のメルマガです。

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                         2020/6/10
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横田 淳『週刊ドローンリアルビュー』 Vol.5


毎週水曜日発行
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今週の目次─────────────────────────────

1.今週のトピック
2.横田のドローンガジェットレビュー
3.世界のおすすめ動画解説
4.連載:ドローンのつくり方講座
5.Q&A(何でも質問回答)

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1.今週のトピック

日本中・世界中でドローンを持ってコンテンツ企画、イベント運営、撮影している著者が毎週違ったトピックで旬な話題を提供します。

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『私が使っているドローンの機体種類とその使い分け』

去年から「Cinematic FPV」という呼び方で世界的にもレース用ドローンを活用した撮影手法が一般的になってきました。とりわけメジャーなのが100g〜200gのマイクロドローンとGoPro HEROシリーズを利用して行うFPV映像がPVやMVにも使われるようになってきました。今回紹介しているAWALというロンドンのレコードレーベルが発表した「AWAL Presents: "A World Artists Love"」も全カットマイクロドローン+GoPro HERO6で撮影されています。FPVドローンを操作するのは、Robert McIntosh氏。

以前紹介したJohney FPVの映像で多用されているのは5インチクラスの500g〜600gほどの自作ドローンが使われており、よりダイナミックでスピード感のある映像表現が用いられています。
彼らが使っているドローンはオリジナルですが自作することも可能です。連載コーナーでもつくり方講座を書いていますが、どのようなドローンのタイプがあってどのように使い分けているかなど私の所有しているドローンで解説していきたいと思います。


◇超小型70g(4K30fps800万画素)
Runcam Hybridというソニーのセンサーを搭載した小型のマイクロドローンです。完成キットは国内でも購入することが可能です。( https://bit.ly/37fleSC )ドローン込で73.4gなので当然航空法の規制対象外ですし小さく小回りが聞くので室内の簡易的な撮影には向いています。ただし画素数が小さいので画質を求めると限界があります。

◇超小型高画質100g(4K60fps1200万画素)
GoPro HERO6は100gを超えるアクションカムですが耐久性が良いのが特徴でそのためカメラセンサー周辺がしっかりとプロテクトされています。それらをひん剥いて30gほどに軽量化した上で8cm〜9cm四方のドローンに搭載して行う「Naked GoPro Cinematic」が世界的にも流行っています。作り込み方で差はありますが重量は100g前後で屋内で飛行するには十分なパワーを持って高画質に記録することが可能です。後述の動画でもこちらのドローンが使われています。コスト的には5万円あれば作れます。

◇小型高画質199g(4K60fps1200万画素)
カメラはGoPro HERO6で同等ですが機体重量をあげてパワーのあるモーターなどを用いて撮影が可能です。ドローンは小さければ小さいほどパワーが非力になるため風や外部環境に弱いため少しでも大きくすることでより安定させることが可能です。動いているときはそうでもないですが、止まっていたりある程度ゆっくり飛行したいときには軽量ドローンはふらつきが多すぎて扱いずらくなってきます。


◇小型高画質450g(4K60fps1200〜2100万画素)
ここからは機体重量が200gを超えるので国内だと航空法の規制対象内となり許可などを撮るのがやや面倒になりますし、サイズが大きくなるため人物や物件への配慮が必要になってきます。しかしダクト型のガードをプロペラ周りに装着するために安全面に配慮して撮影することが可能です。このくらいまで重量に余裕が出てくると、防水や防塵対策がとれるので水の上での撮影を行うこともできます。ただしダクト型ガードを装着すると風を受ける面積が増えるためパワーがでるものの風の影響を受けやすいというデメリットが出てきます。

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