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随筆的クリエイター起業論

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創業16年。最初はフリーランス。次第に経営者。行政書士から始めたビジネスは、セミナー、コンサルティング、書籍出版、イベント、LIVE開催から山川浩正さん(ex.THE BOOM)… もっと読む
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記事一覧

再現性のあるノウハウは、必要なのか?

TwitterやInstagram、Facebook(四谷会議)のいいね!やnoteのスキをいつも押してくれる人だけ何か優遇措置ができないかと考えている横須賀輝尚です。一時のブームに比べ、「いいね」を押すことの価値が上がっているとはいえず、それでもなお私のコンテンツにアクションを起こしてくれる人には感謝しかないです。何年経っても感謝しかないは変わらないです。 さて、起業成功のノウハウなんていうものは、無料有料含めそこら中に落ちているような状況です。本でも読める、ネットでも検

オールラウンダー的起業家理論

オンラインサロン「四谷会議」の方で、話題になったので少し抜粋。オールラウンダー的な起業家が、「器用貧乏」になるのか、それともオールラウンダーとして活躍し続けるのか?続きは四谷会議で読めます。 オールラウンダーということの定義ですが、基本的には何でもできる人。そつなくある程度、なんでもできちゃう。これをひとり起業家に当てはめて考えていきます。 まず、私の考えるビジネスの世界で生き残るオールラウンダーは、器用貧乏ではありません。「1.5流のかたまり」みたいなものです。これにい

営業・マーケティングの上達方法

1日平均5,000文字から1万文字くらいの原稿を書いている横須賀輝尚です。noteも2019年2月12月から始めて(というか、ブログは再開ですね)、1日も休まず更新し続けています。もともと情報発信するタイプでしたが、諸事情により2015年頃から封印。2019年に復活しました。ソーシャルメディアも全部休んで(遊んで)ましたが、noteと同時期に再開。様々な取り組みをしています(ブログみたいなイントロダクションだな)。 いまのソーシャルメディアはこんな感じ。 遊びでTik T

結局のところ、ビジネスモデルだと思う。

焼肉屋でお肉を食べたい気分と、肉バルでお肉を食べたい微妙なニュアンスの違いを理解できる横須賀輝尚です。絶好調じゃないときにお肉を食べたいときは、肉バルですよね。知らんけど。 さて、随筆的クリエイター起業論です。今回はタイトルそのまんまという感じですが、起業が成功するかどうかというのは、ビジネスモデルに100%かかっているといっても過言じゃありません。ビジネスモデルは、構造と言っても良いし、プラットフォームと言ってもいいし、平たくいえば「どうやってお金が入ってくるのか」という

どんなスキルを磨くべきか

小さな頃、作文で褒められた試しが一度もない横須賀輝尚です。どちらかというと作文よりも絵画が好きで、こちらの方が間違いなく才能があったと思うのですが、いまや文章を書く側に回っていて、人生わからないものです。画家を目指していたら、たぶん食えてない。たぶん(たぶんというところが負け惜しみと捨てられないプライド)。 フリーランスとして独自の領域を極めていくのは当たり前コンサルタントにとっての経営やマーケティングの知識とか、士業にとっての法律実務とか、ウェブデザイナーにとってのIT技

やってみる、と消してみる

随筆的クリエイター企業論もだいぶ久しぶりです。まあ、全文無料公開(特に資格起業BIBLE)があった余波ですけど、またリハビリも兼ねながら記事を書いていこうと思います。何回するんだよ、リハビリ。 やってみる、と消してみるさて、いつのまにか一圓克彦さんと始めたYouTubeチャンネル「一圓克彦&横須賀輝尚」ですが、チャンネル登録数が800を超えてきました。 これは私の周りでもなんでも、割と成功と失敗を繰り返すタイプの起業家は、とにかく「やってみる」タイプです。木戸さんのTik

自分のことは自分が一番良くわからないとは言うけれど。

とか言いますけど、逃げられる問題でもありません。 根源的な問いもあれば、ライトな問題も「自分」というのは、避けては通れないものです。かなり観念的なことで言えば、「自分はなぜ生まれたのか?」「自分の使命は?」なんて根源的な問もあれば、「私ってどんな服装が似合うのかなー」みたいな表面的なものもあります。根源的な問いに関しては、これは斜に構える問題ではなく、真剣に考えるべき問題ですが、ここではもうちょっとライトな話題を。 どんな営業が向いているか、という話です。 世の中、様々

起業家としての「人脈」の結論。

起業家にとって人脈は宝だ!僕は人脈なんて言葉は嫌いだ、だって出逢えばそれはもう"仲間"だからだ!人脈という言葉のエゴ的なところが嫌い!なんて「人脈」に関しては、様々な議論がありますが、独立して16年経ち、人付き合いが得意ではない私が出した結論です。 エゴから始まる人脈論まず、人脈が大事大事と言いますけど、なんでなんでしょうね。顔が広いとカッケーみたいなのもあるし、私あの有名人と知り合いなのよとその人の名刺を見せて自分を大きく見せるみたいなところもあるんでしょうけど、基本的に

学ぶが先か、実践するが先か

この議論もよくありますよね。インプットが先か、アウトプットが先かという議論。多くの啓発書やビジネス書を見ると実践派が多いような気がしますが、実際のところはどうなんでしょうか? インプットなきアウトプットは非効率結論から言うと、アウトプットの方が重要ということは、言うまでもありません。やらなきゃ結果出ないですから。あまりよくない考え方としては、「◯◯を学んでから行動する」というもので、学びにゴールや完成は存在しないため、いつまで経っても行動しない。そういうのは特に頭の良い人に

「仕事をください」は正しいか

フリーランス、起業家。表の世界、特にネットやSNSの世界ではきらびやかな世界しか見えないです。特にSNSは。生活や仕事の中のとても輝いている一部分を切り取って掲載するのがSNSなので(まあ、たまに後ろ暗い話もありますけど)、みんなうまくいっているように見えます。でも、やっぱり苦しいときもありますよね。 成功は光、衰退は影すでに私も独立してから16年くらいになりますが、私自身はパワーコンテンツジャパン株式会社という会社とともに生き残ってます。こうして記事書いているくらいだし。

売上を追求するか、利益を追求するか

売上があっても、利益が残らなければ意味がない。売上3000万円で経費が2800万円で利益200万円なら、最初から経費ほぼゼロで300万円を目指した方が良い。なんて意見があります。どうなんでしょうかね。 最初は利益の追求をしないこれ、私なりの結論です。起業当初は、利益率よりも売上高。私は利益率うんぬんよりも、圧倒的に売上を伸ばすこと最初に選択すべきだと考えてます。 確かに、利益率高い方が良いですし、最終的にはそうあるべきだというのは間違いないのですが、最初から利益だけを追求

最初はキャパもレベルも考えない

フリーランスで仕事を始めるとき、起業するとき。最初から効率を考えろ派と最初は何でも受けろ派とに分かれますが、私は断然後者です。最初は無茶苦茶やった方がいい。「横須賀輝尚」もそうやってつくられました。 効率論者の意見最初はいくら実力があっても、ピッカピッカの1年生であることには違いありません。もちろん、営業力に自信があって、自分のやりたいことしかやらない!生活費もたんまりある!独立するんだから、好きなことだけやらせてくれ!という意見は最もだと思うんですが、それって基本的に強者

残高からお金を抜くな!

お金がないとどうしようもない。そりゃそうなんです。お金はゼロから1をつくるのが一番難しい。これはまだ私が24歳くらいのときの話。 「横須賀さん、セミナーに参加しない?」24歳といえば、まだ私も開業したばかり。行政書士のこともよくわかっていなかったし(よくそんな状況でやってなと思うけど)、世の中のことはもっとわかっていないし、ビジネスのこともよくわからない。 行政書士として仕事が取れ始めた頃、取り扱っていた業務に会社設立手続きというものがあったのですが、そうするとお客は「起

安心・安定は永遠に訪れない。

誰もが安定と安心を求める。でも、一度起業してしまえば、未来永劫安定も安心もないんです。重要なのは、不安とどう付き合うかという話。 不安は質を変えて追いかけてくるこれまで士業の起業・経営支援が主な事業でしたが、士業のみならずフリーランスで活動すること。つまり独立起業することにつきまとうのが「不安」というものです。 結論から言ってしまいますけど、不安って絶対になくなることはないんです。どんなに成長したとしても、売上が伸びたとしても、必ずつきまとうもの。中にはそういう不安一切な