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「頭が良い」ということはどういうことか

小さな会社の人事部長。元人事コンサルが事業会社の人事部長となりました。これまで大企業、スタートアップ、フリーランス、中小企業とあらゆる立場でもがきながら生きてきた女です。3人の子育てしながら、良い生き方、良い働き方、人生の楽しみ方を模索している実体験を綴ります。*スペック*40代、子供→関西、九州最難関中学に合格した中学生長女、サッカー少年(小4男)、のんびり末っ子(年長女)、3人の子育て中。夫は自営業。

定期テストの結果共有から広がる家族の会話

夕食時の会話。
我が子たちが通う小学校では、定期的に漢字検定、計算検定が実施されている。

現在中学3年生の長女は、この検定で全て100点しか取らなかったことを誇りとしている。
そして息子。
100点はちらほら取りつつも、たまにミスった結果を持って帰ってくる。

そして、末っ子。
今回の結果が92点。
2問間違い。
3問間違いで再テストらしく、「合格したよー!」と満面の笑み。
そこに、長女。
は?2問も間違えたの?
ありえん!!
というヤジ。笑

そんなやりとりの中で、、、
息子が、俺はサッカー選手になるから勉強しないで大丈夫!!というようなことを発言。

夫:え?サッカー選手になりたいの??

息子:そうよ。でもなれんかったら社長になる!だから勉強できんでも大丈夫!

というような会話の中で、

夫が、サッカー選手になるのも社長になるのも頭良くないとだめだね。
と言いました。

息子が、なんで?という表情。

そこで、夫がなんでも理解する力が必要だから。
と言いました。


頭が良いとは理解力があるということ


それが私の中で新鮮に響きました。

ほー、夫にとって頭が良いとは理解力があるということなのか。と、、、

そこで気になって調べてみたら、明治大学教授の齋藤孝さんが定義していました。

頭がいいとは、視点移動ができるということでもある。物事を多面的、俯瞰的に見ることで、一面的なものの見方に囚われることなく、的確な判断が可能になり、無駄を生まない。

齋藤孝(2014),『すぐに使える! 頭がいい人の話し方』, PHP研究所

なるほど。要は物事を多面的俯瞰的に観察し理解する力があるってこと?
夫のシンプルな定義と通じるものがあるな、と。

さらに、最近中途入社してきたメンバーの仕事の進め方を観察しながら

仕事ができるとはどういうことか?を考えることがあって私なりの走り書きのメモにこう記してあった。

仕事のできるできない
仕事が早い遅いは作業スピードはもとより、
仕事を振られた時の理解力から既に始まっている。
物事を構造的に捉える力がとても重要だ。

と。

これも要は物事を理解する力。と言い換えても良いと思う。


というわけで、理解する力。
これが、スポーツにおいても勉強においても、大事だよな。ということ。

頭の良さはどうやって育む?

1つ言えば10わかる。
頭のいい人は、よくこういう表現をされるけど、これってどうやって鍛えられるものなのだろうか。

我が家の長女。
偏差値的にはとても高い学校に通っていて、よく観察していてもただ偏差値が高いだけの頭の良さというわけではなく、何事においても要領よくこなし、結果を出すことに長けている。

世にいう頭の良い子。なんだけど、この能力はいつから鍛えられたものなのか?
どうやって身についたのか?
そもそも生まれつきそんな感じだったのか?

能力に限らず、性格も大いに関係してきそうなこの「頭の良さはどうやって育まれるのか」という問い。

興味深いし、その視点で子供達を観察したことがなかったので、3人の子供達をよーく観察してみよう。

理解する力を伸ばすためには?

1つ言えることは、「親が手や口を出し、なんでもやらないこと」だとは思っている。
私の口癖は「あなたはどう思うの?」だから。
考えるためには、その事象をまずは理解することが必要だから。

とりあえず、私の「めんどくさがり」な性格が、「自分でやらせる」につながり、それが自然と「考えること」につながっているといいなw
(希望的観測)

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