旅のある生活
月日は百代の過客にして、行き交ふ年もまた旅人なり。船の上に生涯を浮かべ、馬の口とらへて老いを迎ふる者は、日々旅にして旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり。
奥の細道の冒頭が頭をかすめる時がある。
そういう時は大抵旅をしたい時だ。漂泊の思いやまず、自転車を持ってどこかへ行きたい時。
元々、狭い所で静かに過ごすのはあまり好きではない。静かに体を休め、回復したら外で元気に動きたい。
今は仕事で日本国内あちこちにお招きいただけるようになり、本当にありがたいと思っている。思い切った決断をして仕事を変えて良かった。
さて、旅を多くする人、これから旅を多くしたい人は、生活を身軽にしておくのが良い。
今日は私の旅支度について書いてみようと思う。気持ちよく旅に出て、気持ちよく帰宅するための、家の中のあり方や、食事や準備の仕方について。
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