なんかわからないけどツライの正体

先輩になればなるほど、立場が上がれば上がるほど、できることが増えれば増えるほど、弱音を吐く場所がなくなっていくような気がします。

そうやって外に出せずに心の中にしまい込んでいくうちに、つらいっていう感情さえ忘れてしまって原因がわからないまま、心が冴えない日を過ごしていたり。

出てくる言葉も表面的で、気持ちがこもらなくって、かわいた笑顔でやり過ごそうとする自分の外側と心の中がどんどん離れていって。

本当の自分は何がしたいんだろうってわからなくなってしまったりします。

うまく説明できないけどなんかつらい。

でもつらいの原因がわからないから相談できない。

ひとりで苦しんでるこの状況がつらい。

でも聴いてくれた誰かが少しでも暗い気持ちになるのが嫌だから言いだせなくてつらい。

つらいーってひとしきり心の中で叫んだら、つらいの原因にたどり着きました。

たぶん、つらいって自分で自分を追い詰めすぎた時に出てくるんだと思います。

今の自分の精一杯を出し切ってるのに、もっと前を進んでる人の背中を見て自分を否定することや、人の成功してる部分と自分の今を切り取って並べて全然ダメだって思うことや、人の秀でた部分と自分の苦手分野を比べて劣ってると思うこと。

自分を追い込むことと自分を追い詰めることは、似たもののようにも見えるけど全然違ったなと思います。

前者は自分を奮い立たせるものだけど、後者は自分で自分を傷つけているだけで、ただただ自分の心を弱らせる。

人のすごいところを見るのも、成功した姿に憧れるのも、前に進もうとすることも。

どれもいいことだけど、自分を否定する材料にして自分なんてって思うのはいいことじゃない。

自分で自分の価値を否定するからつらくなるんだと気付きました。

そしてたぶんだけど、今の自分に満足なんだけど何かしたくてうずうずしてる時期に、人や外にアンテナを向けてるときは、自分の未来を描くためのインスピレーションが欲しいとき。

ワクワクしながら頭の中にイメージマップを作るとき。

いいなーって思ったことを記録して自分の未来を思いっきり楽しく描くのがいいのかなと思います。

なりたい自分を想像して、それまでの道筋を描くということは自分の現在地を知ることからのスタートです。

憧れを描きながら現在地、つまり現実を見るのは苦しいけど、自分の現在地をしっかり見つめてなりたい方向に進んでいきたいと思うのです。

今の私が何にワクワクするのか、動きながらアンテナの向いてる方向を突き止めて行きたいと思います。