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名曲「さいなら」の破壊力

NHKの朝ドラ「スカーレット」を観ていない方にはチンプンカンプンだろうが、今日、名曲「さいなら」を2番まで聞き、いや〜、朝から泣いてしまった。

元市役所職員で映画俳優を目指し、うまく行かず、最後にやけっぱちになって出した歌が大当たり。ラジオから流れてくる「さいなら」。このドラマの主人公が名付け親。その芸名は、信楽太郎(TKOの木本)。※名付けた後に、主人公は信楽で陶芸を始める。


主人公のどん詰まった状況に寄り添うかのようにラジオから聞こえる、「さいなら」。まちゃあきの「さらば恋人」とか、研ナオコの「あばよ」などを思い描いていただければ良いかと思う。いや〜、名曲、信楽太郎の「さいなら」。

ドラマは、「女性の自立」いや、「自立」に本気で向き合っている。出ていった夫を追いかけずに、空気を読まず、孤独な陶芸家としての人生と真摯に向き合う主人公。これは、一歩間違えたら大クレームになりそうなストーリーだが、脚本や演出、そして俳優陣の演技により、ツッコミの余地を許さない。一方で、繊細なメッセージも怠らない。今日は主人公の人生の師の「家の中の仕事ができる女はなんでもできる。家の仕事は生きるための基本やからな」が効いていた。

3月末の最終話に向かい、来週、ドラマは最後のコーナーをまわる。毎朝の15分間、とてつもないドラマ体験をしている贅沢さよ。

私たちは前進するために、振り切らなくてはいけないことがある。

さいなら!

そして、なるか、信楽太郎の紅白出場‼︎

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