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「キレイ事」の向こう側
SDGs(持続可能な開発目標)とか、CSR(企業の社会的責任)とか……いきすぎた資本主義がバランスを取り戻すために民間セクターがやるべきことはたくさんある。だけれど、資本主義経済における市場原理は、最終的には「お金をいかに儲けるか」にいきつくわけなので、企業はCSRを語る表の顔と別の顔を持っていたりするのが常である。
一部の企業が生み出した社会的問題を別の企業が解決できるというのは絵空事だ。
「企業と政府だけでは、社会の問題は解決できない」と、NGOや社会運動、社会事業などから構成される多元セクターの必要性を学者のヘンリー・ミンツバーグは主張する。
企業の利益追求と社会問題の解決が美しく両立する民間セクターの事業というのは何なのだろうか? 出版社の役割こそ、実はこの立ち位置と相性が良いのではと考えている。
危機感が足りないと経営者が叫んでる会社ほど最後はダメになってる。なぜか?危機感というのは利己主義だからです。だって「自分の危機」にしか関心を向けてないんですから。価値は「社会の問題」を解決して初めて生まれますから、経営者が「自分の危機」しか関心なければツブれるのは当然です。
— 山口周 (@shu_yamaguchi) January 21, 2020
修士論文を書き終え、頭の中も一段落。2020年は「その答えを模索するチャレンジの年」に据えている。
今日の1冊
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