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働きながら修士論文と闘う夏。ゼミ合宿in白馬

出版社で働きながら大学院生をしている。平日の夜と土曜日に通学。通うだけならまだしも、レポート課題が多い時は「もう、無理だ」と投げ出しそうにもなったが、なんとか2年目の夏を迎えている。このままいければ、来年の3月には卒業できる(はず)。

今は夏休み中で羽を伸ばしているところ(それにしても大学って、休みが長い。 夏休みはほぼ2ヶ月!  受験シーズンを含んだ春休みはそれ以上あった。こんなに休みだったっけ?  毎日が夏休みのような日々を過ごした記憶しかないけれど、改めて驚いている)。

と言いたいところだが、なかなか進まない修士論文に立ち向かうべく、なかなかに苦しい夏である。

今は、ゼミ合宿に来ている。論文の進捗を指導教授をまじえ、皆で共有するために。指導教授の計らいで、集中すべく長野県の白馬に来ている。天気も良く、行楽客の方も多い。ついつい外の芝の上で寝転がりたくなるけれど、その誘惑をふりきってセミナールームにこもる。社会人にもなると、皆、自制心が素晴らしい(苦笑)。

朝イチでゴンドラに乗り、HAKUBA MOUNTAIN HARBORへ。ちなみに、こちらはマウンテンバイクの聖地らしく、ゴンドラで山頂に着いたら、約7キロのダウンヒルコースを楽しむことができる。次、来た時はチャレンジしたい(笑)。

今回、セミナールームをお借りした山頂の施設。ランチもこちらのカフェテリアで。

早朝に、ねずこの森を散歩をしたり。

なんと山頂にはシティベーカリーが! 青々とした白馬八方の山々、万年雪を愛でながら、朝食をいただいた。夏らしいことはフジロックに行ったくらいしかしていない。取り返すかのように、2019年の夏の空気を思いっきり吸い込む。


そろそろ地質調査の結果が出て氷河認定がとれそうで、そうなればコチラが日本で唯一「氷河が観られるテラス」になるのだとか。旅関連の会社につとめるゼミ仲間曰く、「今、日本で眺望推しの観光地はテラスブーム」で、観光客招致側は差別化がたいへんらしい。それにしてもコチラのテラスは日中はかなりのにぎわいだった。

下山後は温泉へ。八方界隈の泉質は「PH11の強アルカリ泉」のため、肌あたりがよく、湯にほんの少しのとろみがあり、即効ツルツルになるのがよくわかる(これはイメージではなく、確実に味わえる)。天然の化粧水の中に浸かっている状態といっても過言ではない。あまりの手応えに、連日、いろいろな温泉施設をハシゴしてしまった(ちなみに源泉は一緒なので泉質は変わらない)。

修士論文をアップデートすべく、仲間と切磋琢磨するために白馬に来ているはずなのだが、やっぱり「夏休み気分」が勝ってしまうのは仕方がない。とはいえ、学部生の頃だったら、いてもたってもいられず絶対に「マウンテンバイクやりましょう!」「やりたい!」と教授に全力で訴えかけていたと思うので、私もいつの間にか大人になってしまったのだなぁ、なんて思ったり。

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