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ノリつっこまないボケ。お笑いにも「安心」「肯定」の波がきた!?

年末恒例M1を生で約3時間観続けてしまった。「しまった」と書いてしまったのは、明らかに修士論文執筆に飽きての逃避だったから(苦笑)。

お笑いに詳しいわけではないので、今年はまったくネタを見たことのないコンビが多数。そんな私でも分かる粒揃い感。よく「テレビに出ていない方たちのネタがおもしろい」と言われているのを耳にするが、「本当にそうなんだな〜」と実感できる10組のネタであった。つまり、大満足。

とりわけ最終決戦に残った「ぺこぱ」。斬新であった。とにかく相方に対しノリつっこみするように見せかけてボケたおす。つまり、相方の意見をまったく否定しないのだ。内省し、他者を受容するという……それが幾度となく繰り返される。これが漫才なのかという議論は出るのだろうが、とにもかくにも発明。どんどんクセになってしまいケラケラ笑い倒してしまった。


“安心や肯定”の波がお笑いの世界にも押し寄せているんだな〜。


これは優勝した「ミルクボーイ」や決勝で多大なる爪痕を残した「すゑひろがりず」(お正月にたくさん見ることになる気がする)にも言えること。時代の波って本当におもしろいし、お笑いはその突端にあるのだな〜としみじみしてしまった。

知人がとてつもない一覧をつくっていた。この表から次の時代の波が予見できるのかもしれない。

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