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阿部寛さん主演。マレーシア製作の映画「夕霧花園」(英題The Garden of Evening Mists)日本上映決定


以前から、このnoteをフォローしてくださっている方には、ご紹介していましたが、マレーシアで2018年に撮影され、東南アジア各地で上映され、トム・リン監督の出身地台湾では、金馬奨(Golden Horse Award)で、賞も受賞している映画「The Garden of Evening Mists 邦題: 夕霧花園」が、いよいよ日本上陸です。

7月24日から、渋谷のユーロスペースから順次全国で上映開始です。

現在、TBSドラマ「ドラゴン桜」で主演を好演している阿部寛さんが主演です。相手役は台湾で活躍中のマレーシア人女優シンジェ・リー、アジアが誇る大女優シルヴィア・チャンが1940年から80年代の主人公ユン・リンを演じます。

日本ではあまり語られることのない、太平洋戦争中のマラヤ(現マレーシア)を旧日本軍がイギリスから奪う形で占領し、現地人(主に華僑といわれる中国系住民)を強制収容し、過酷な肉体労働と虐待を与えた歴史的事実。この映画ではそのような時代的背景も克明に描かれています。

そのような非常に苦しく辛い経験を通して、癒えることのない傷を抱えた中華系マレーシア人の主人公ユン・リンと、戦後もイギリス人の旧友の庇護を受けながら英領マラヤに残り日本庭園を作り続ける元皇室付きの庭師の有朋(ありとも)が出会い、次第にお互いの心を縛る過去から癒され、赦しの感情が生まれ、自由になっていく過程を丁寧に描いたラブ・ストーリーです。

2018年6月に、撮影現場であったマレーシアのペラ州カンパーにて、トム・リン監督のインタビューの通訳として同行させていただいて以来、3年もの間フォローし続けていたこの映画が、いよいよ日本で上映決定となりました。

わたしが今年2月から毎月担当している日本旅行アジアのバーチャルツアーにおいてもご紹介させていただき、ご参加者の多くから「日本公開はいつですか?」と熱い反響が届いていただけに、わたしもこのニュースを心から嬉しく思います。(次回のバーチャルツアーは6月上旬を予定しております。またnote上で告知いたします。)

東京近郊にお住いの方は、7月24日から東京渋谷ユーロスペースから順次全国で上映されるそうですので、ぜひご覧ください。

過去記事へのリンクも貼りましたので、お時間のある方はぜひお読みください。感想もお待ちしております。




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