あらためて思う、自己愛って最強にむずい

豆腐メンタルで体力皆無で、割とすぐにくじけがちな私。なのでこれまで古今東西様々なご自愛を試してきたし、ご自愛についてもう10年近くずっと考え続けている。何かの道を極めたプロフェッショナルになるには、1万時間鍛錬を積む必要があるとよく聞く。この言説を信じていいなら、私はすっかりプロのご自愛探求者だ。

1万時間は、1日1時間であれば約28年、1日3時間であれば約9年間、1日8時間であれば約3年半、それぞれかかる計算となる。

1万時間の法則

自己愛とは鏡に映る自分を見つめる作業になりがちだ。表面的に今私はどう見えるか、どうなりたいのかについつい固執してしまう。でもそれは実は自己愛の本質ではない。私はついつい身体が絞れていて、肌がピカピカしていて、いつもニコニコして、とわかりやすいヘルシーさを求めてしまう。自分が定めたヘルシーの枠から少しでもはみ出ることをおそれ、その枠内にとどまれるように自己愛自己愛と自分に語りかけるのだ。

でも定めた枠内の自分しか認められないのは、自己愛の本質からは遠く離れてしまっている。ありのままの自分を愛して受け入れていくことこそが、私（たち）に必要な学びだからだ。分かってはいるもの。そう分かってはいるものの、その境地にたどり着けたとは感じない。プロの自己愛探求者なのに。うぐぐ。

でもきっとこれを読んでいるあなたにも心当たりがあるのでは？ なんて思う。みんなそれぞれ程度は違うけれど、自分を愛したいすべてを受け入れる強さがほしいと願っているのでは？ ない？？ どうですか？

だからこそ、もう一度私はプロ自己愛探求者として自己愛について真剣に学ぶことに決めた。様々な挑戦と、そこから感じたこと学んだことをシェアしていきたい。自己愛を教える先生というよりは、ナビゲーターになりたい。そしてこの自己愛探求記録を読むときは、どうか堅苦しい説教のようなもの、ではなく一人の女の冒険物語として読んでほしい。私たちはみんな自分の中にあるマジカルなミラクルを発見するため、自分を愛するため、旅を始めた人生RPGの主人公なのだから。