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選挙に行くのは誰のためか
選挙は国民の義務ではあるが、強制力がない。
選挙に行く・行かないは個人の自由に任されている。
でも、選挙に行かなかった人は、増税に対する不満や政治家に文句を言う資格はないと思う。
選挙に行かない事や白票を投じる事は、抗議活動にはなりません。
この30年間、日本経済は低迷し、賃金は上がっていません。
消費税導入、社会保険料の増加により国民の負担は増え続けています。
さらにはコロナ、戦争により私たちの生活は貧しくなる一方です。
私は政治に疎いし、立派な思想は無いけど、選挙には必ず行きます。
選挙に行くのは、こんな日本を子供たちに残したくないからです。
残念ながら、私が生きている間に日本が良くなる事はないでしょう。
けど、私が死んだ何十年後かの未来には、今よりも良い日本になっている事を願って、私は一票を投じます。
30年前と現在
5年前に転職して給与計算や社会保険の手続きを行う事になった。
今の仕事をするまでは、平凡なサラリーマンで健康保険や年金についての知識はなかった。
昔「サラリーマンの税金は給与天引きではなく確定申告させたほうがいい」と聞いたことがあり、なんでだろう?と思っていた。
個人の収入にもよるが、給料として支払われる額の1/4が社会保険として引かれている。
例えば20万円の支給額であれば、その1/4の5万円が健康保険料、厚生年金、雇用保険、所得税、住民税として天引きされ、15万円しか手元に残らない。
(地域差や年齢により異なるのであくまでイメージとして捉えて下さい)
私が働き始めた30年くらい前は健康保険料は1割負担で、風邪を引いても診察から薬代まで1,000円くらいだった気がする。
今は3,000円くらいになり、ちょっと風邪ひいたくらいでは病院にいかない。
国民年金も10,000円くらいだったが、現在は16,000円と倍増している。
しかも昔は年金を払わない人が多く(年金のイメージタレントすら年金未加入だった)、年金の管理不備が社会問題にも発展した。
昔はがむしゃらに働けば、給料のほとんどが手元に残ったので、天引きされても気にする必要がなかった。(私はそう思っていた)
ボーナスは社会保険の控除がなく、額面のままもらえたものでした。
現在はボーナスからも社会保険料が引かれている。
この30年間、平均給与は下がり、社会保障、消費税導入などで私たちの収入は下がりっぱなしだ。
正規採用が当たり前だった雇用が、非正規雇用に切り替わり、安定した働き方が出来なくなっている。
年金受給年齢は60歳から65歳に延長となった。
パートタイマーからも社会保険料を徴収する事となった。
コロナによる雇用調整助成金の影響で、雇用保険料も上がった。
国は「人生100年時代」とスローガンを掲げ、誰もが100歳になっても心身共に健康であると錯覚させ、さらに年金受給年齢を伸ばし、年金を納めさせようとしている。
70歳、80歳の高齢者にまでムチ打って働かせるつもりなのか。
将来的には定年と言う概念がなくなり、死ぬまで働かせて社会保険料を収める時代が来るだろう。
まるで鬼が金棒で亡者を追い回す、地獄絵図のような世の中だ。
そんな未来を子供たちに残したい親はいない。
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