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ワーキング妊婦な話④ 腹痛がやってきた話

税理士をめざしながら働く30代主婦です。
夫の転勤を機に地方都市にやってきて、2年半がすぎました。
そして今は妊娠7ヶ月です(2022年10月現在)。

前回の出生前診断、里帰り検討編はこちら


週末に里帰り先の病院での診察を終えて地方都市に帰ってきて、月曜、火曜は普通に出勤しました。
ただ、火曜の夜に猛烈な下痢で1時間ほどお手洗いにこもりました。
下痢していたからなのか、そのあとお腹(子宮)がパンパンに張りました。不安....
水曜も引き続きダウンしていて、木曜は流石に行かないとまずい!と出社。
すると11時ごろから子宮の張りによる腹痛再び.....なんかこれはマズそうだ...と思ったため、急遽昼休みに産婦人科に行くことに。
(仕事帰りの通院や、半休を使っての通院も視野に入れて、産婦人科は会社の近くの病院にしました。)

お医者さんに事情を説明して、張り止めを出してもらいました。そして今日は安静にしていたほうが良い、との指示でその日は結局早退することに。
金曜もお腹の張りが治らず、また、会社に行って再度仕事中にお腹が痛くなることが不安で出勤できませんでした。
(結局週の半分しか働けなかったのに、会社のメンバーは優しくて、無理せずにゆっくり休んでね、とLINEをくれたりもしました....涙)

この頃からお腹の張りがとても気になりはじめます。
そして病院に行った際にも気になることが。
「前置胎盤気味だから、お腹が張るのはあまり良くないねえ....」との事でした。
でた、「前置胎盤」.....

その場では、とにかく早く帰って薬を飲んで、お腹の痛みから解放されたかったこともあり、特に話を広げずに帰ってきたのですが、
病院から帰ってきて「前置胎盤とお腹が張るのがなぜ関係あるのか?」と疑問に思い、ようやく前置胎盤について調べ始めました。

するとなにやら怖いことがたくさん書いてある...

出産まで前置胎盤が治らないと、赤ちゃんが出てくる子宮口に胎盤が被さって蓋をしている状態になるので下からのお産(経膣分娩)は無理で、帝王切開になる
前置胎盤のなかでも怖いのは癒着胎盤という状態で、普通であれば赤ちゃんが出てきた後に自然と出てくる胎盤が子宮にくっついてしまっていて剥がれず、剥がれるとなると輸血が必要なくらい大量出血してしまう
癒着胎盤による大量出血を防ぐために最悪子宮全摘することがある

などなど.....
ただ、この時は調べても前置胎盤と張りの関係はよく分かりませんでした。
(ただただ怖い思いをしただけとも言えます笑)

その一方でお腹が大きくなって胎盤の位置が上がった、癒着胎盤だったけど無事に手術成功した、というブログなども多々あり....
......お産の状況は本当に人それぞれなんだな
......お産って簡単じゃないんだな
という事を改めて思い知りました。


その週末は元気になって外出もでき、その後も張り止めの薬を服用しながら1週間会社に行くことができました。
ただ、張り止めの薬の影響で動悸がとまらず、何をしてもゼーゼーいって、耳の中から自分の心臓の音が常に聞こえるという気持ち悪い状況でした。

1週間は出勤できたのに、次の週になるとまた月曜から目眩、動悸やらお腹の張りやらでお休みをいただくことに。
動悸も酷くて気持ち悪いし、薬を飲んでも張りが治らないのが不安で火曜日にまた病院に行きました。
するとやはり張り気味で、前置胎盤もこの時点では「全前置胎盤」という子宮口を完全に覆ってしまっている一番良くない状況にある事が判明しました。
ただ、赤ちゃんが元気なのは救いでした。

このとき、「仕事・職場に行くのが正直しんどいです(在宅制度がなくて家で仕事もできないので...)」とお医者さんに相談したところ、休んだほうが良いと思うよ、と診断書をかいて休職させてくれました。
正直なところホッとしました。職場に対する申し訳なさは勿論あるけれど、体調不良の日に当日連絡をすることに対する罪悪感でもストレスでお腹が張ってきます。
また、動悸と眩暈、貧血に耐えながら満員電車に乗り職場に着いた頃には疲労困憊。職場にはいるけれど、午前中は使い物にならない状態でした。
子宮が膀胱を圧迫することにより頻尿になりトイレに何度も行かなくてはいけないし、夜中に何度もトイレに起きて眠りが浅く、頭が全く回らずミスも頻発。←ミスは、妊娠のせいにしてはいけないかもしれないけど...

このような状況で働いていてもかえって迷惑なのでは?と(勝手に)感じていました。

話は脱線しますが、平日朝の忙しい時間帯の電車では、マタニティマークを付けていても、気がついて席を譲ってくれる人はいませんでした。
それはそうですよね、私も電車で席に座ると大体下を向いて携帯をいじるか、寝るか、という感じでした。そもそも顔を上げて人を見る機会がありません。
なんで気がついてくれないんだ!という感情はなく「みんな疲れるよね〜大変だよね〜」という気持ちでした。
地方都市でもこれです。都内なんてもっと悲惨ですよね。満員電車、なくなればいいのに......

このような経緯により、自宅安静の日々が始まります.....

自分が妊娠するまで、つわり等は知っていても、それ以外の時期に安静にしていないといけないケースがある事は知りませんでした。

妊婦ってどういう状態なのか、とか、
生理中ってどういう状態なのか、とか、
全員が授業や研修などで知る機会があれば良いですよね。
(保健体育って、体の仕組みは分かっても、どのくらい辛いかとか、何が辛いかとか、正直学んだ覚えがないです....私が授業聞いてなかっただけかな.....笑)
これは、男性だけでなく女性も。
女性も生理が軽い人と重い人はいますし、自分と違う状況については想像するのが難しいので、「様々なケース」を知っておくと職場でも(そして家庭でも)皆に優しくなれるのではないかなあ....と思いました。
男性も、皆に知っておいて欲しいこととか、あるのかな....?お互いに理解し合うことは大事ですよね。

さて、少し脱線しましたが、自宅安静中の生活についてはまた次回。

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