【美容本全編公開中】結局、「美人になる」と決めたらあなたは美人になれる
モデルとして大活躍しているミランダ・カー。あんなに美しかったら、悩みなんてないんだろうなと思いませんか。でも、そんなミランダが、あるインタビューでこんなことを言っていたのです。
「私はいくつもオーディションを受けていて、落ちることも当然ある。すべてのモデルの仕事で選ばれるわけではない。それはつまり服やブランドによって、求める美しさの基準が違うということ。ただ決めていることは、自分の美しさに正直でいること、そして自分らしさの信念は曲げないこと。
また、スーパーモデルとして活躍する冨永愛さんも、「アンミカ先生のパリコレ学」という番組で、このようにお話しされていました。
「モデルとしてキャリアを積む中で、挫折するようなことを何回も経験しました。ニューヨーク、ミラノ、パリに行って、手であっち行けというアクションをされたこともあります。でもそれは、あなたが美しくないということでなく、そのコレクションや、相手の持つイメージに合わなかっただけ。だから、自分の自信を失わないで欲しい」
そして、こんな風にメッセージもしてくれました。
「事実として備わった容姿のレベルの違いや、テクニックやセンスの違いもあります。でも、そこを突っ込み出したら、芽生えるはずのあなたらしさが、いつまでたっても日の目を浴びません。だから、それぞれの美しさや、あなたらしさを活かすために努力することが大切」と。ミランダ・カーと同じメッセージに受け取れます。
確かにそう言われてみれば、いろいろな美しさの、基準がありますよね。相手の求める美人像に当てはまらなかったからと落ち込んでいたとしたら、キリがなくなってしまいます。
なぜなら、何をきれいだと思うかの基準や価値観は、人の数だけあるからです。正解がないということは、逆にすべてが正解です。
アイドルのような可愛らしい雰囲気の女性が好きな男性もいれば、モデルのような華やかな女性が好きな男性もいますよね。これってどっちが正しいということなどはなくて、単なる好みの違いです。正解らしきものは何となくありますが、結局、どこでも通用する美人なんていないのです。だから、自分はどんな美人になるのか、あなたの好みで、選びましょう。
あのミランダ・カーでさえ、私がきれいじゃないからオーディションで選んでもらえなかったのではないかと落ち込むことがあり、そしてそれを克服するためにこんな風に考えていたなんて、意外ですよね。ミランダ・カーも、私たちと同じように悩み、こんな風に自分をはげまして自信を育てていると知ると、一気に勇気が湧いてきませんか。
美の基準を、自分の中に持つことが重要だということを聞いて、私は、こんなことを決めました。
それは、髪と肌だけは自分で、きれいだと思えるレベルまできれいにしておくこと。
というのも、髪と肌がきれいだとツヤが生まれ、美人に見えるからです。きれいになりたい気持ちがあっても、忙しい毎日の中で、スキンケアやヘアケアを丁寧にするのは面倒だし、負担ですよね。そんな私が、スキンケアやヘアケアを頑張ろうと決めた理由は、昔からコンプレックスだらけの自分をどうにかして変えたかったから。そして、自信をつけて、人の目を見て話せるようになりたかったからです。
実際に、私も高校を卒業したての頃に、一日でも早く髪を染めたくて、市販のカラー剤で自宅で髪を染めたことがありました。髪の毛のダメージが気になりましたが、それでも髪型が変われば一気に可愛くなれる気がして、そのあと美容院でデジタルパーマをかけたら、髪の毛が、ひどいダメージを受けて、チリチリになってしまったことがありました。
可愛くなろうと思ってやったのに、全然可愛くなれていない! という事態の深刻さに気づいてからは、毎日髪を乾かす前にはヘアオイルをつけて、サロンでトリートメントをするなど、コツコツとケアを続けたら、髪が生き返り、今では髪をほめていただけることも多くなりました。
なので、髪の毛のお悩みがあり、もう自分の髪はきれいにならないのではないかと思ってしまう方の気持ちがよくわかりますが、髪の毛はちゃんときれいになります。
ヘアケアについてアドバイスしたいことは、髪の傷みやすさは、人それぞれ違うということなので、 負担なく続けられる自分にあったヘアケアを見つける ということです。
以前、1か月に1回のサロンでのトリートメントを続けても、髪がきれいにならなかったことがありました。髪の毛にコシがあってきれいな読者モデルのお友達の髪の毛が羨ましくて、どのくらい小まめにお手入れをしているのか聞いたことがあります。すると、その人は、サロンでトリートメントをするのは半年に1回程度と教えてくれました。
どうして私の髪はきれいにならないのだろう……と思い美容師さんに相談してみたら、人によって髪の傷みやすさは違うと教えてくれました。髪が柔らかい人は、髪が硬い人に比べて、キューティクルが薄く傷みやすいのだそうです。
それからは、私の髪がきれいに保てるペースである、2週間から3週間に一度は、サロンでトリートメントをするようにしています。忙しくてサロンに行く時間がなかなかとれないという方は、サロンでおすすめしてもらったシャンプーを自宅で使うのもいいですよ。自分がストレスなく続けられる方法を見つけてみてくださいね。
今まで、たくさんの失敗や悔しい思いをしてきました。勇気を出して飲み会やパーティーに行っても、誰も話しかけてくれない。自分から話しかける勇気なんて当然ない、「自分が可愛く生まれてこなかったからだ」と暗い気持ちになり、その場に来てしまったことを後悔して、ますます暗くなり、オーラを消すことに必死になったこともあります。
そしてますます誰にも話しかけてもらえないようなオーラを出してしまうことも、またあるときは、可愛い友達と2人でパーティーに参加したら、男性が友達の目ばかり見て話をしていたり......。
友達のドリンクがなくなったときは男性が「何を飲む?」と聞いてくれるのに、私の分がなくなっても、ずっと気づいてもらえなかったこともありました。
ドリンクはいいとしても、自分の存在ごと忘れられているような気持ちになったことを今でもよく覚えています。そんな悲しい思いをたくさんしてきました。だから自信が持てないという気持ち、本当にわかります。
でも、努力で変えられるパーツである髪と肌を自分自身できれいだと思えるレベルまできれいにできたら、少しだけ自分に自信が持てるようになりました。挙動不審にならずに、初対面の人の目を見て、話をすることもできるようになってきました。
そして、髪と肌をケアしていたら、きれいな肌や髪の女性が好きという男性から、声をかけられることが増えてきました。すると、少しずつ自信もついてきて、いいスパイラルに入ることができました。みんなに好かれる美人になれなくても、私のことをきれいだと思ってくれる男性が現れるかもしれないと思えるようになってきました。
変えられるところから変えてみることで、確実に美人に近づけてくれます。
次は外見に振り回さないから美人になれるに続きます。
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