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さとゆみゼミ#10|ライターの力量は構成力にあり

10回目の講義では、インタビュー記事の構成の立て方について学んだ。さとゆみさんへのインタビューを終え、記事執筆に取り組んでいる最中の開催。多くのメンバーが構成について悩んでいたが、今回の講義で作成ステップを確認できた。

プロと素人の違いは構成力

「エッセイや作文は上手くても、インタビュー記事は書けないという人は多い。さらに、5,000文字のインタビュー記事は書けても、ブックライターになるのは難しいという人もいる。ブックライターには、より大きな構成力とストーリーテリングのスキルが必要だから。」とのこと。

【インタビュー記事構成のコツ】
・伝えたいメッセージを絞る
・自分が面白いと思ったことは、読者にとっても面白い
・エピソードを盛り込むほどに、記事の濃度は薄まる
・テーマは1つ。
・2,500文字ならエピソードは1〜2

企画を通すまでは「読者メリット」が最重だが、企画が通ったインタビューでは「自分が聞きたいこと」「自分が面白いと思ったこと」に集中。それが「読者が知りたいこと」とイコールになることが多いそうだ。

だから、インタビュー後、時間を置かずに、グッときたところをメモしておくことが重要なのか、と思った。

著者になるために「センターピン」を見つける

ゼミの最終課題は、「著者になるための、書籍の企画案作成」だ。講義中、みんなで話し合ったが、悩みは似通っている。

・2,000円払ってもらうほどのコンテンツがない
・権威性がない
・自分の得意にニーズがあるかわからない など。

さとゆみさんは「自分のセンターピンを見つける」という考え方を教えてくださった。まずは、自分のタグを洗い出す。

【センターピンになりやすいもの】
・語れることが多い
・感謝されることが多い

【著者にとってのテーマになりやすいもの】
・タグを組み合わせて尖らせる
・困っている人が多い
・意外性がある
・プロにとっての常識だが、普通の人の非常識

47年も生きてきたんだから、タグはいっぱいありそうなもの。読者のピンがささる箇所を探そう!

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