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メンタリング日記<資金調達編>

コロナ禍で世の中が大きく変化し、これまでの常識が非常識になり市場の見直しが発生し、マーケットのボラティリティーの大きな状況が今後数年続くのではないかと言われています。

そんな中、スタートアップを含め起業を考えている皆様も気がきでは無いですよね?

今回は資金調達について注目してみたいと思います。かなり悩ましいところだと思いますので、このタイミングで考えてみたいと思います。

1.投資機会がスローダウン

国内の投資環境は、特に大手事業会社系CVCなどは自社の業績悪化に伴い、スタートアップへの投資機会が一時的にも減ることが予想されます。少なくとも今後1〜2年間はこのような状況は続くと考えられます。

スタートアップのバリュエーション評価も昨年までのように高めで積極的投資では無く、適正値に低下してきている傾向の模様です。これはUSシリコンバレーでも同様の状況と聞いています。

また、ファンド組成中のベンチャーキャピタルの資金の多くは事業会社が出資元であることから新たなファンド組成のタイミングが遅くなると思われます。

よって、スタートアップにとっても調達先が減ることで昨年までであれば1年間キャッシュフローが持てば次のラウンドで資金調達可能だったところが、今後は1.5年〜2年、場合によっては3年間キャッシュフローを持たせる計画が必要と考えます。

2.ベンチャーキャピタルは投資を止めない

上記ではネガティブ発言で心配かけてごめんなさい。スタートアップの皆さん、大丈夫ですよ!

起業間もないアーリーステージにフォーカスするベンチャーキャピタルは潤沢な既存ファンドの運用をしていますので、投資を止めることは無いです。少なくとも向こう10年間の資金は大丈夫です。むしろコロナ禍で発生した大きなホワイトスペースに対応したスタートアップがあれば積極的に投資するということで意欲は満々です!!

この機会に是非とも多くのベンチャーキャピタルにコンタクトしていただきたいと思います。良いキャピタリストは皆さんの起業アイデアを親身になって相談してくれますよ。

3.起業するなら今でしょ!

実は、世界が混乱しているこの時期はマーケットの価値観やニーズが大きく変わりますので、大きなホワイトスペースがぽっかり開くチャンスです。課題が発生しやすく、それに対処する起業アイデアが生まれやすいです。しかもコロナ禍は世界同時に発生していることもあり、全人類がヨーイドン!で一斉スタートのタイミングです。いち早く社会課題にソリューションを提供できたスタートアップが優位に立ちます。

そういったスタートアップへは投資しやすい環境でもあるわけですね。

是非とも起業をしてください。大手事業会社では大きく舵を切れなかった企業はどんどん倒れていくでしょう。そんな時こそピボットを繰り返して成長できるスタートアップが優位になります。

4.ホワイトスペースに注目

ホワイトスペースとはどんなこと?と考えるとすごくたくさんあると思います。

オフィスで毎日扱っている契約書・請求書・印鑑などを始めとする業務のデジタル化、DX化、SaaS化、更にはオフィス出勤から在宅勤務に移行することで関連サービスのニーズがめちゃくちゃ変わります。

また、都市の一極集中から今後は地方で働くニーズも生まれ、それに付随するビジネスがどんどん新たに生まれることが期待されています。まさに働き方改革が猛スピードで起きていくことになるでしょう。それを牽引するのがこれからのスタートアップだと思います。

これまでの常識を非常識と考え、withコロナでも生きられる社会の実現をしていきましょう!

私はあなたのチャレンジを待っています。一緒に考えましょう!!



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