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理不尽は自分が作っている?「無理」の構造を読んで

✅概要

努力が報われず、抵抗が無駄に終わるのはなぜか。本書では、「世の中」と「頭の中」の関係を明らかにし、閉塞感や苛立ちの原因に迫ります。抵抗が無駄に終わる原因の一つは、「自然な流れや法則に逆らっている」ことにあります。つまりどこかに「無理」があるということなのでしょう。本書では、読者の頭の中の「コペルニクス的転回」に挑戦します

内容紹介より

✅理不尽なのは「世の中」ではなく「私たちの頭の中」


・理不尽さが生じるのは、理があるから
(人間は他の動物に比べて圧倒的な知的能力を持っている。動物は理不尽さなど感じない)
・人間とは、自分を棚に上げる「自己矛盾」の塊
・だからメタ認知が必要

メタ認知=自分という「宇宙の中心」を離れて、いかに自分自身を宇宙空間の真っ只中に放り込んで、他の全ての物体と同等に見られるかということ

・人間の頭の中こそが理不尽である、ということを受け入れられれば、「理不尽」が「」に変わる。逆に受け入れられなければすべては「無理」に変わる

✅「公平」という幻想

・理不尽さを感じる根底には、全ての人間が公平であるという前提がある→この前提自体が「理不尽さ」という諸悪の根源
世の中は基本的に不公平
・成績や能力を公平に評価する方法などこの世には存在しない
・理不尽は「自分の勝手な都合」が生み出した錯覚

人生は不公平にできています。だから「努力は無駄で意味がない」のではなく、だからこそ与えられた「公平ではない環境」の下で、努力することに意味があるのです。
努力の成否は、「他人と比べて結果が良かったかどうか」ではありません。比較対象は「努力しなかった自分」です。

「無理」の構造

✅感想

理不尽だな、と思ったことは数知れず…ですが、人のせいではなく、まず自分を疑ってみる!
この大切さを改めて感じました。

そして
・自分の知っていることなんて、たかが知れている
・人と比べない、比較対象は自分
・視野が狭い(=見えてない世界がある)ことを自覚する

などを意識したいなと。
視野の狭さを克服するには、やはり「多種多様な経験をすること」、これに尽きるようです。

私が意識してるのは、すごく小さなことですが… 

迷ったらやる(やらない後悔より、やった後悔)
選択肢で迷ったら、いつもと違う方を選ぶ

最近だと、「この本買おうかな?」って迷ったら、基本買っちゃいます。
図書館で在庫があれば予約するけど、何人か待ってたら、買います。
だって、読みたいのは今だから。
つまらなかったとしても、それが分かっただけでも収穫。
◆◇◆◇◆◇◆◇

興味ある方、ぜひ読んでみてください!
ではでは。

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