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やりたい仕事が見つからないアラフィフの門出

組織人人生を終えようと決めた49歳の夏

2020年夏、49歳の私は会社を退職しようと決めました。じゃあそのあと何をするのか、すんごい考えたんですが、意外と浮かんでこないんです。

そしていま2021年3月。2月末をもって、退職しました。8年半いた職場です。それほど長く勤め上げたってほどではないのですが、大学を卒業してから転職を繰り返しつつもずっと組織に属していました。

その間、無職の時期はときどきあったけど、フリーランスになるという選択肢は思いつきもしませんでした。自分の親や周囲の友人含め、自営業をやっている人があまりいないせいか、仕事をすることイコール就職することだと思いこんでいたのです。

フリーランスになろう!

なのですが、今回の退職はフリーランスを選びました。自分の意志で自分のやりたいことを選びたいと心から思ったからです。すごく正直に言ってしまうと、頭の悪い人の元で働きたくない、裁量権のある仕事をやりたい、と思ったからです。

経済的には、収入がなくて遊べるほど貯めた、なんてことは全くありません。だけどそこそこの収入があって慎ましく暮らしていけばなんとかなりそう。40歳になって通帳の残高が10万ちょっとになったときにプルプルと打ち震え、それ以来節約してコツコツと貯めてきたので、そこそこの蓄えができました。

そして冒頭に戻ります。2020年夏、会社を退職しようと決めて、そのあと就職することは考えていませんでした。フリーランスとして何をしたいのかが自分でもつかめていないものの、それでもフリーランスしか考えてませんでした。

なのにやりたい仕事が見つからない

じゃあ自分はどんな仕事をしたいんだろう? 行きたいところとか勉強したいことは思いつくのですが、仕事として、収入を得る方策としてやりたいことがいまひとつ浮かんでこないのです。

成功者の本を読むと、みんな口を揃えて言ってます。社会に、他人に貢献できること、人を笑顔にすることが結局は自分の幸せとなるから、そういうことを仕事にするとよい、ということです。自分のどこかにそんな気持ちがあるのだろうか? 自分の人生を深堀りしたり、やりたいことの見つけ方、のような本を読んだり、ストレングス・ファインダーをやってみたり、どこかにヒントが落ちてるんじゃないかと探しました。

よく心は氷山に例えられます。潜在意識は氷山のようなものであると。自分の氷山の中に、やりたいことが埋もれているのではないか、玉ねぎの芯のように自分の心の奥底にはやりたいことが眠っているのではないか、それをずっと探ってました。その助けになるのではないかといろんなセミナーを受講したり、いろんな本を読みました。

そして退職しました

で、2021年2月末に退職しました。3月にはいったいま、フリーランスとはいうものの、固定収入はなく無職みたいなものです。メルカリで本を売ってみて一日の収入数百円、みたいな。そしてやりたい仕事はやっぱりぼんやりしていて形をなしていません。

誰からも「やりたいことをやれ」と強制されていません。360度どころが、全方位、上下左右、どこにでも向かっていける自由があるのにどこに向かえばいいのかわからず今の場所にとどまってる感じ。ストレスも不安もないけど、なんだかぼんやりしている無職のわたし。
やりたくないことはしない、と思ったから自由度の低い職場を退職したわけで、やりたいことを選択していきたい、はずなのにそれがよくわかってないという変な堂々巡りです。

起業セミナーに行ってみた

とはいえ、なにかアイデアを形にするという作業をやってみようかと思い、退職前の有給消化中から起業セミナーに参加しています。こんなサービスがあったらいいかな~という軽い感じで、中高年のシングル女性向け(自分の境遇と重ねました)のオンラインサロン開設というテーマで発表用のプランをつくってみました。

受講生の前で発表もしてみて、皆さんから「面白そう」というお声もいただきました。なんだけど、ほんっとにこれ自分でやりたいと思ってるか、というと正直そうでもないんだよな~、っていう。

明日、発表し終えたプランをブラッシュアップしたものを再度発表するので準備中なのですが、このもやもやした感じに共感してくれる人はいるだろうか、とふと思ってnoteに書き連ねることにしました(そしてブラッシュアップの案を作るほうは一時停止中)。

これからどんなふうに仕事を選択していくか、やりたい仕事が見つかるのか、また書いてみようかと思います。こんなモヤモヤした話をここまで読んでもらって感謝です! 

追伸:明日の発表

明日の発表はさすがに「ぶっちゃけこれやる気ないんです」というわけにもいかないので、これから突貫でそこそこの形にしてみようかと思います。はい、誰からも強制されてないのに割とマジメなんです。いい加減に、適当に手が抜けない。アラフィフ世代にこの辺って共通してるんじゃないかな~。

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