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サラリーマン安定神話のリアルな崩壊 しょぼい起業で生きていく(著:えらいてんちょう)

もはやサラリーマン安定神話は崩壊しました。その事実確認と今後の身の振り方を今回のコラムで話せればと思います。

しょぼい起業で生きていく(著:えらいてんちょう)

「いままでは真面目にコツコツ定年まで働けば、結婚して、子供ができて、車を買って、郊外に小さな一戸建てが買えて、子供達を大学までやることができ、老後は年金をたっぷりもらって生きることができたのです。
 ところがバブル崩壊後のいわゆる「失われた20年」で、このモデルは完全に崩壊しました。働く側としては、会社がいつつぶれるかわからない、つぶれなくとも自分がいつリストラされるかわからない」

世界のTOYOTAですら維持できない終身雇用

えらいてんちょうさんの言う通り、薄給で仕事が辛くとも大企業を目指したのは、そこに安定があったからです。でも、安定はもうなくなりました。皆さんご存知だと思いますが、豊田章夫さんが「終身雇用はもはや難しい」と宣言してしまっているのです。日本のトップオブトップのTOYOTA自動車が無理なら、じゃあどこの企業ができるのですか。いえ、そんな企業はありません。

黒字リストラする大企業

そして、今までに無い特徴が45歳での黒字リストラです。中外製薬、キリン、カシオ計算機などが、軒並みリストラを実施。AI到来時代を見据えて、言われた事だけをただやる人を景気が良い時に首を切っておく。いい大学出て、いい会社出て、一生安泰神話は、本当に崩壊したのです。崩壊して来ているという話は前からまことしやかに囁かれていましたが、内心とはいえ大丈夫だろうのたかをくくっていた人がほとんどではないでしょうか。

しかし、ダメでした。悪い未来は来てしまいました。いい大学からのいい会社戦略で生きてきた人にとっては、大きな方向転換が求められます。
嫌いな勉強して、行きたくも無い学校行って、やりたくも無い仕事して、将来のために我慢し続けてきた結果がこれだと思うと、中々イマイチですよね。

下手な算盤を叩かない

とはいえ、開き直れる時代になったとも言えます。嫌なこと我慢してもその先に幸せは無いし、好きな事やっても上手く行く保障はないし、なら好きな事やろ、普通は考えますよね。それでいいのでは無いかと思います。
結局今までは浅はかにも算盤を叩いて、行動を決めて来たと思いますが、もう今の時代は変化が激しすぎて、算盤を叩く事は不可能です。

いつの日かやって来るリストラに怯えるのではなく、算盤を叩いてやる事を決めるのではなく、裸一貫になったつもりで己が心に従って、やりたいと思える事をしようじゃありませんか。


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