PISA1位 シンガポール のインター校に通わせるメリット・デメリットを解説
経済協力開発機構(OECD)が実施しているPISA(ピサ:Programme for International Student Assessment)と呼ばれる、15歳児を対象とした国際的な学習到達度調査があります。2022年調査では、シンガポールは、読解リテラシー、数学的リテラシー、科学的リテラシーの三分野において1位でした(日本は読解・科学で2位、数学で5位)。
「マレーシアやシンガポールに教育移住をさせたい」
「シンガポールに移住してきたばかりで現地の事情が分からないので、習い事や塾の情報を教えて欲しい」
実は、このようなご相談を結構な頻度で富裕層の方から受けます。
私は教育エージェントではなく、学校への斡旋などは一切やっていません。もちろん、ファミリーオフィス のVIPなお客様の場合、調べられる範囲で調査をしたり、書類手続きのお手伝いをしたり、教育コンサルタントの方や海外の大学受験を経験した知人をご紹介することはできます。
ですが、お子様が学校に合うか合わないかは相性なので、あくまでも情報提供や実際に通っている方をご紹介するなどに留めています。最終的な判断は家庭で決めないと責任を取ることができないからです。
私の娘も1歳から10歳まで、シンガポールで過ごし、7年間シンガポールのインターナショナルスクール(インター校)に通わせてきました。そこで私自身が体感したこと、周りの方から聞いた声や質問をまとめたいと思います。
メリット・デメリットを図版にしましたが、コラムではその一つ一つを細かく解説していきます。主にシンガポールのインターの情報(一部日本の学校情報)を中心に解説します。
また、東洋経済オンラインなど外部サイトにも教育の情報を執筆していますのでご興味がある方は併せてご覧ください。
インター校にかかるコスト
学校にかかるコストは各学校によって様々で、シンガポールのインター校でも250〜600万円程度など、学校や学年によって値段は大きく変動します。
各学校のホームページに学校に直接支払う費用と支払い方(ターム払いなのか、年払いなのか)が詳細に書かれているので、それぞれを確認することをお勧めします。日本語のブログの情報は古くなっている場合が多いです。
一般に学校費用にはバス代、昼食代、課外活動などの費用は一切含まれていません。これらはそれぞれのサービスエージェント等に別途個別で支払うことが一般的です。こうした費用はいくらかかるでしょうか。
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