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英語の資格TOEICや英検、タイ語検定もないですが、講師やってます

2024.1.11更新
2023.1.18配信


横浜の英語・タイ語講師 佐野なおこです。

神奈川県横浜市海沿いの教室で、大人初心者の方に人対人の英会話、タイ語会話を教えています。

・英検1級
・TOEIC800〜900点
・通訳案内士
・タイ語検定
・ポーホック
(タイの小学校6年生相当のタイ語検定)

私、実はどの資格も持っていません。
でも、英語、タイ語の講師をやっています。

英語は短大英語科を出た後にイギリスへ9ヶ月間語学留学、タイ語はタイのホテルで仕事していた4年間にタイ語学校に行っただけです。

元々語学講師になることを考えていなかったため、英語もタイ語も教授法は学んでいません。

英語もタイ語も、25年以上の接客・サービス業の現場で、必ず守る必要があったこと、大切にして来たことをコンテンツに入れて指導しています。

以下、音声でも話しています。


タイのホテル退職時のCertification Letter

私がこの教室をやっている上で、励みにしているのは、各ホテル人事部からのTraining / Employment Certification Letter「研修 / 雇用証明書」(サノによる和訳)です。
左から古い順に並べています。

タイのホテルによるCertification Letter

私は研修を含め計3つのホテルに勤務しました。

タイのホテルは、退職時に「⚫︎年⚫︎月〜⚫︎年⚫︎月まで彼女の勤務パフォーマンスは誠実で信頼できるものでした。彼女の今後の成功をお祈りします」と言うことを、文書でもって示して送り出してくれたのです。

日本国内では、退職時の書類は「離職票」くらいしかなかったので、より感動します。

お決まりの雛形であったとしても、自分の働いたことを形にし、今後の人生のことまで大切にしていただけたことに今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

おかげさまで自分の経歴を肯定できています。これは、いかなる語学の資格よりもありがたいものです。


語学検定試験を受けることを手放した理由

英検は2級止まり。TOEICは、タイのホテルで働くまでに700点を取っただけです。

90年代初め当時、20代初めのころ語学で唯一の国家資格である通訳案内士(以下、通訳ガイド)に興味を持ち、資格取得を考えたことがありました。

しかし、ガイド事務局窓口のような場所に話を聞きに行った時、通訳ガイドは資格を得ても仕事がベテランガイドさんに行くことが多いと聞きました。

これで私の「ガイドになる気」はすっかり萎えてしまい、その後1997年にタイのホテル業界に入り実践の場で経験を積むことを選びました。

日本にいた時にTOEICのための勉強をして来ましたが、全然ホテルの仕事には対策にはなりませんでした。

ホテルは専門用語(もちろん英語)が非常に多く、シフトに入らない時間はホテルのこと、バンコクの情報集めなど仕事ができるようになるための勉強をしました。

そして、ホテルのような接客業は「一往復の会話完結」が基本です。

お客様とお話した後は、タイ人スタッフにタイ語でお客様のご要望を伝える必要がありました。

何度も聞き返していては、お互いストレスになり、サービス提供も遅くなります。

聞き取れる言葉を出すには、発音を磨く必要があります。会話の現場は、文法よりも音声が制するのです。

タイでのホテル仕事は大変でしたが、英語を初め仕事のための勉強は濃厚で面白く、知れば知るほど仕事のクォリティが上がるのが分かりました。

試験英語は、ホテルの仕事をきっかけに手放しました。以下の記事にも、そのことを書いています。

タイにいたときポーホックにチャレンジしましたが、ホテルの仕事が急に忙しくなり勉強できなくなって結局落ちました。

その上、2001年に帰国してからもタイ語を使う機会はほぼありませんでした。

2020年のコロナ禍以降タイドラマの人気が出ていますが、当時はタイ語コンテンツはまだなかったのです。

タイ語検定を受ける意味も見いだせず、
タイ語を維持するための活動もしませんでした。
タイ語は教えるまでに10年のブランクがありました。


海外のお客様からのコメントが品質基準


私には外国人の友人はいません。それよりも、接客業のプロとして海外のお客様とお話する現場で働き続けたいと考えています。

このため、2010年に教室を開業して以来、接客・サービス業のお仕事は並行してきました。

2017年から小売業に入り、現在も講師業をしながら週1〜2回店員として仕事しています。

私が働くお店には海外のお客様が頻繁にご来店され、お話しますと

英語では
You speak good English.
「あなた、英語を上手に話しますね」

タイ語では
พูดไทยเก่ง
プー(トゥ)タイゲン
「あなた、タイ語を上手に話しますね」

と言われて続けています。

以前東京駅周辺で総合案内の仕事をしていたとき、タイ人のお客様(女性)からは嬉しさのあまり、手を握られたこともありました。

海外のお客様の中に英語はネイティブと非ネイティブの方もいますが、
タイ語はネイティブの方オンリーです。

海外のお客様からのコメントは、私の英語、タイ語の品質基準です。


ほめ言葉、好評価は信用の証

海外の方はお世辞を言いません。
だからこそ、お仕事上のほめ言葉は信用していただいたと受け取っています。

このことは、生徒さまやお客様から信用を得るためと、精進して行くためにもこれからも明言して行こうと思います。

私には合格証書のような形あるものはありません。

しかし、生徒さま、お客様にとって、私の英語、タイ語がお仕事の現場で海外のお客様から好評価をいただいていることは、信用の証であり大きな安心感ではないでしょうか?


なぜ、もう英語やタイ語の資格を取らないのか?


元々2010年に接客業向けの英語を柱にして教室を立ち上げたとき、英語で接客・商売できるプロとして知識と技術を提供したいと思っていました。

商工会議所や商店街の皆様に、インバウンド対応の接客英会話を教えることもあります。

接客商売のプロである方々には、語学のプロではなく、同業のプロとしてお話しないと失礼だと考えています。

時代も変わって来ています。
私がタイで働いた90年代終わりの頃と違い、現在はスマートフォンありき。決済方法にはQRコード、クレジットのタッチ決済も導入されています。

お店で働き続けることで、時代に合わせて考えや技術の更新を続けることができます。

時代に合ったコンテンツを自信を持って伝えられないのは、自分が満足せず一番やりたくないことなのです。

以上、色々綴って来ましたが、私は英語もタイ語も、資格取得よりも接客業でのキャリアの積み重ねを選んでいます。

そんな私の背景があり、私の教室では英語やタイ語の試験対策をやっていません。

試験対策の代わりに、英語やタイ語を使う現場でのリスク対策は教えています。

英語、タイ語で会話することは、違う国の人と生きること。

良い人間関係を築き、自分を守るための英語、タイ語での発音、言葉遣いとマナーはしっかりと教えます。

ちゃんとトレーニングすれば、英会話話、タイ語会話できますので一緒にお勉強しましょう。

たまに、こんなコンテンツで学ぶのもありです。


ちなみに、英検持っていないのですが、日本英語検定協会様通信講座「おもてなし英会話入門」の監修、コラム執筆をさせていただきました。
よかったら以下ページをご覧くださいませ。


接客・やさしい英語・タイ語教室 横浜サワディーブリッジ

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