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インバウンド向け英語接客をホンキでやってみたい方へ

2023年11月29日更新

横浜の英語・タイ語講師 佐野なおこです。

神奈川県横浜市海沿いの教室で、大人初心者の方に人対人の英会話、タイ語会話を教えています。

私の教室が最も得意とする分野は、インバウンド向け接客業の英会話です。

◆接客業◆
販売業、飲食業、宿泊業、美術館、交通機関、窓口受付、レジなど

以下、詳しい対象者一覧です。

「突然の外国人のお客様のご来店・ご来訪に備えて、何かできるようになっておきたい」

「英語分からなくても、なんとなく身振り手振りでやり取りしてきたし、別に改めて身につける必要はないかな?」

このような思いが浮かんで消えたりしていませんか?

以下、気になるテーマからクリックしてご覧ください。


英語接客をすすめる理由は「売れる」から

確かに、日本は英語がなくてもお金を稼ぎ暮らして行くのに支障はありません。

それでも、国内のお店や施設で働くのにわざわざ英語接客をすすめるのは、「売れる」からです。

私も昼間は英語・タイ語教室でレッスン、夜の数時間は週2回程度ですが、小売業で仕事しています。

夜の時間帯、実はインバウンドのお客様が多く、何かと英語を話す機会があります。

英語で接客すると、お客様が安心して色々な質問をして来られます。

会話の広がりによって、当初の目的ではなかった品物まで、購入いただけることもあります。

私達も、海外のレストランで日本語を話せる店員さんがいたら神同然ではありませんか?

その店員さんの存在で、信用とセットで「楽しみのクォリティ」がグンと上がるのです。

日本国内で英語接客をやることは、海外のお客様をそのような気持ちにさせることができるのです。

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外国人観光客「写真AC」より


英語接客、まず何から始めるか?

「さあ、英語接客をやってみよう」と思われた方、まず何から始めたら良いか考えていませんか?

まずは、お迎えのあいさつからやってみましょう。

お客様がお見えになったとき、「何から声をかけたらいいの?」ともうフリーズする必要はありません。

Good morning. / Good afternoon. / Good evening.           「おはようございます/こんにちは/こんばんは」

May I help you?「お手伝いいたしましょうか?」

これくらいは言えるようにしておきましょう。

ちなみに、"Good morning /afternoon/evening."の本来は、それぞれ「素敵な朝/午後/夜ですね」という意味。

お見送りにも使えるフレーズです。お見送りになると「素敵な朝/午後/夜でありますように」の意味合いになります。


「英語を聞き取れず返せない」という人は?

「英語を聞き取れず返せない」と気にする方は、「もう一度お願いします」というフレーズを準備しましょう。

Pardon me?⤴︎
Excuse me?⤴︎
Sorry? ⤴︎
どれを使っても大丈夫。全て語尾を上げて言ってください。

全く聞き取れなくて頭が真っ白になる人は、「coffee⤴︎」でも「paper⤴︎」でもいいので、何かを返します。

会話は相手とのやりとり。
こちらが何かを言えば、相手は何かを返すのが会話だからです。

「トンチンカンなやり取りは恥ずかしい」という方は、なぜ恥ずかしいのか一度理由を整理しましょう。

英語接客を本当にやりたいのかご自身に問うてみてください。


Helloはポップなあいさつ

ちなみに、Helloは親しい間柄に使うあいさつの言葉です。

ポップで親しみやすさをウリにするようなお店や現場であれば使用OKですが、通常お客様には使いません。

お客様はあくまでお客様だからです。

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ホテルのフロント「PIXTA」より


英語らしい音声で発音練習

英語の発音は、カタカナ音声ではなく、英語らしい音声で練習してくださいね。

皆さんの耳を「英語を聞き取る耳」に育てていくために、必要なことです。

英語らしい音声で発音できれば、英語を聞き取れるようになるからです。

英会話を学ぶ方は、以下教室オリジナルテキストで、英語発音から学んでいただいています。

テキストは紙、デジタルがございます。


日本語で「シーン」を書き出す

お迎えのあいさつから一歩進みたい方は、本格的に準備をしていきましょう。

自分のお仕事の中で、具体的にどんなシーンがあるかを書き出します。

「お見送り」、「お迎え」は当然必須のシーンなので省きます。

(飲食店の例)
「人数確認」、「席に案内」、「お料理・サービスの説明」、「注文」、「料理を提供」、「レジ・会計」など

(販売店の例)
「商品・サービスの説明」、「原材料の説明」、「レジ・会計」、「お包み」、「配送」など

(美術館の例)
「チケット販売」、「手荷物用ロッカーの案内」、「鑑賞時のきまりの案内」、「絵の販売における案内」など

(宿泊業の例)
「チェックイン」、「朝食の案内」、「館内サービスの案内」、「チェックアウト」など

(受付窓口の例)
「アポイントの来客応対」、「会議室への案内」、「イベント参加者の名前確認・バッジ提供」、「お客様のお呼び出し」、「タクシー手配」など

(不動産の例)
「物件の紹介」、「内覧時の説明」、「物件周辺の案内」、「契約・重要事項説明」など


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スーパー店員「写真AC」より


日本語で接客時の言葉(フレーズ)を書き出す

上記で書き出したシーンには、必ず接客時に話す言葉(フレーズ)が存在しますね。それを日本語で書き出しましょう。

(飲食店の例)
「何名様ですか?」、「ただいま満席のため、おかけになっておまちくださいませ」、「中がとても熱いので、お気をつけてお召し上がりください」など

(販売店の例)
「こちらの商品は、綿100%でできています」、「アレルギーはお持ちですか?」、「ご自宅用ですか?」など

(レジ会計の例)
「有料の袋はご利用になりますか?」
「お支払い方法はいかがなさいますか?」
「こちらにタッチお願いします」

(美術館の例)
「小学生以下は無料です」、「常設展示も行っています」、「次回の展示は●●です」など

(宿泊業の例)
「鍵はフロントにお預けください」、「ご朝食は何時になさいますか?」、「お荷物が届いております」など

(受付窓口の例)
「ただいまお呼びしますので、おかけになっておまちくださいませ」、「●●様ですね。こちらのバッジをお持ちください」、など

(不動産の例)
「どんなタイプのお部屋をお探しですか?」、「契約には印鑑、印鑑証明書が必要です」「ゴミ出しは管理人さんに聞いてください」など

(美術館・博物館の例)
「フラッシュはご遠慮ください」、「お手を触れないでください」

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美術館の様子「写真AC」より


「接客時の言葉」を英文化、アンチョコを作る

日本語で書いた、接客時の言葉(フレーズ)を英文化します。
当教室のレッスンでも、生徒さまとこの英文化に取り組んでいます。

シーン別にノートにまとめて、「自分用の英語接客マニュアル」(アンチョコ)を作ります。

このため、シーンを書き出していただいたのです。

アンチョコの作り方は、以下記事を参考にしてください。


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カウンターでお客様に説明「写真AC」より


英文での「見せる」書類やメール書式を用意

英語での接客時、言葉で全てうまく伝われば良いのですが、うまくいかない時もあります。

それを回避するために、「自分用英語接客マニュアル」(アンチョコ)を見せても良いです。

さらに、別途英文での「見せる書類」や「表記」、メールでの案内もできるよう「メール書式」も用意できるといいですね。

(飲食店の例)
「料理写真つきのメニュー」、「注文のしかた」、「食券自動販売機の使い方」など

(販売店の例)
「売り込み商品のPOP」、「原材料」など

(美術館の例)
「メールでのイベントご予約確認書」、「鑑賞時の決まり」など

(宿泊業の例)
「メールでのご予約確認書」、「館内サービスの案内」、「ホテル周辺マップ」など

(受付窓口の例)
「ごみ分別の表記」、「『番号札を取ってから待つ』案内」など

(不動産の例)
「メールでの内覧のアポイント」「重要事項説明書」などの契約書ひな形

当教室では、「手書き英語POP・英語表記」を書けるようになるためのオリジナルテキストも用意しています。


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会議室でのお茶出し「写真AC」より


その他、情報の収集

外国人のお客様相手の場合、お仕事の内容によっては、日本の行政・金融手続きなどを英語で説明する必要もあります。(特に不動産)

その他、ご自身がお客様にご案内する上で得ていた方がいい知識や情報があれば貪欲になって身に着けていきましょう。


「英語の点数」よりも、「仕事の掘り下げ」、「覚悟」

「英語で接客」、「英語でビジネス」というと、英語の試験で点数を取る方に力を注ぐ必要があるとお考えの方もいらっしゃると思います。

しかし本当に必要なのは、

・違う国の人に真摯に向き合う覚悟
・日本語での「仕事の掘り下げ」

あなたの接客時の言葉やふるまいによって、お客様のお金や人生が動くからです。

「覚悟」をすることによって、「リスク」を想定して備えることもできます。


確かに英語で接客することはハードルが上がります。

それでも本気で取り組めば、「できること」を増やしていけるのです。

自分のキャリアに箔をつける意味でも、ぜひやってみませんか?

「いつ来るか分からない機会」に備えるのは、あなた次第です。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

皆様の将来に役立てるよう、お手伝いできれば幸いです。


接客・話すための英語・タイ語教室 横浜サワディーブリッジ

※「受講規約」、「感染症予防のお願い」に同意の上お申し込みをお願いいたします。