見出し画像

投資信託とETF、初歩的知識まとめ

投資信託とETFって似てるとこあり、どう使い分けるか。
自分の中でも、資産運用の中枢であるこの2つの違いを、振り返りも兼ねて、まとめておこうかと。
適当な自分の記憶で書いているので細かいミスがあるかもしれませんが。


投資信託

株、債券、REIT(不動産投資信託)などを組み合わせたファンド。

色々混ぜ合わせているものもあるし、株だけ(あるいは債券だけ)を集めたものもあります。

日本国内だけのものだけで組み合わせたものもあるし、海外の株式だけを合わせたものもあるし。組み合わせは色々。

有名な商品でいうと、「eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)」「eMAXIS Slim米国株式S&P500」など。

証券会社や銀行などで証券口座作って、その口座から商品を購入します。

株の購入の場合は、日本(例えば東証1部上場株)であれば、東京証券取引所が動いている、9:00から15:00(前場と後場の間に休みはあるが)で購入。
成行注文であれば、購入した時間でリアルタイムの株価で購入することができます。

投資信託の場合は、いつでも購入できるけど、15:00の時点で決定した基準価額で購入することとなります。
もし、15:00を過ぎて購入すると、
翌営業日の15:00に決定した基準価額での購入となります。

海外株式や海外債券を含む商品であれば、さらに、もう1日先の営業日の15:00が基準価額の決定日になったりします。 

株と投資信託の購入時必要金額の違い

購入の際、株の場合は株数を指定するので、株価✕株数

例えば、株価2550円を100株買うなら、

2550円✕100株で255,000円で購入。みたいな感じ。

投資信託は「一株」ではなく「一口」とよび、一口の価格を基準価額呼ぶのですが、

購入時は、口数で買うのではなく、金額指定で買えるのが特徴。
なので、基準価額に関係なく、キリの良い数字で買えたり。単純にこちらの予算に合わせてピッタリ買うことができます。

あと、日本株は100株単位で購入が基本。
1株でも購入できますが、手数料が上乗せになったり、条件が追加されます。(ルールは証券会社によりけり)

インデックスファンドとアクティブファンド

投資信託はそんなわけで、リアルタイムに購入できない特徴があり、株よりも動きは比較的穏やかな傾向がある。
商品はそれぞれ手数料が違うので、効率よく儲けるには、手数料も気にかけたりします。

投資信託の商品には、日経平均やS&P500などの指数に連動して、基準価額も上下するというシンプルな商品があります。これらをインデックスファンドと呼びます。

指数に連動して動くだけなので、運用コストも低いため、商品にかかる手数料もかなり低め。
前述した、eMAXISシリーズもインデックスファンドに当たります。

これに対し、色んな有望な株を組み合わせたり、状況により中身を入れ替えることで、
指数に連動するだけの投資信託より、アウトパフォームできるよう目指して作られているのがアクティブファンド。

運用コストがかかるため、手数料が高め。様々なアクティブファンドが存在するが、手数料が高いだけで、インデックスファンドに勝てない商品もあるので、注意。

もちろん高めの手数料を払う価値のあるファンドもありますが。

ETF

投資信託の話の中で、株とは違い、基準価額が決まるのは15:00

という話をしましたが、もし投資信託が、株みたいに、証券所取引時間ならリアルタイムの価格で取引できればよいのに。
って。思う人もいるのでは、

で、それを実現したのがETF。

みたいな感じが一番イメージしやすい表現かと。

日本語でいうとETFは、「上場投資信託」

まあ…、そのまんまですね。投資信託を上場して株式みたいに扱えるようにしたものです。

単位は一株ではなく一口で、投資信託と一緒ですが、購入は金額指定はできず、一口✕購入数、ということになります。
この辺は、株と一緒の感覚。

国内商品もETFはありますが、米国ではETFの種類が豊富で、私も主に米国ETFを購入しています。

セクター別や、インデックス、高配当、新興国、先進国、債券、コモディティなど、バリュエーションがあり、

良くも悪くも、個別株ほどのボラティリティはなく、購入しやすいです。

為替の影響

最後に為替の話。

株や債券(ETF)でも投資信託でも、国内商品であれば、円で買って、売ったときの価格で計算されて、手元に残るわけですが、

海外の商品は、為替の影響も受けるので、これを含めて儲けが出るか考える必要があります。

なので、ドル円相場は株式市場と共にチェックすることになります。

分かりやすくいうと、

円安の時に買って、円高の時に売ると儲けが削られて、

円高の時に買って、円安の時に売れば株価に加えてブーストして儲かる感じ。

仮に、購入した米国株が10%上がっても、
購入時が1ドル155円で、
売却時が1ドル140円くらいの円高になっていたら、儲けは相殺されてしまう感じ。

逆に、
140円で仕込んで、株が10%上がったところで売却、このとき1ドル155に上がっていたら、実質20%位の儲けに。

まとめ

投資信託とETF

  • 一株(一口)単位で購入するか、金額指定で購入するか

  • 成行注文ができるか否か

この辺が、大きな違いかと。

あと、補足で言うと、
配当を受け取らず再投資するときは、投資信託は自動でやってくれるけど、ETFは自分でやる必要があります。
※投資信託の場合は「配当」ではなく「分配金」という表現になります

FRBの発言が明らかにハト派っぽくなっていることからも、今後米国利下げが進んでいきそうなので、今は海外商品は円高リスクを背負いながら買う感じになりそう。

9月からの利下げペースとドル円の動きに注意して投資を楽しんで行こうかと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?