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セブンチェアを買った話

北欧を代表する椅子の1つに、Fritz Hansenのセブンチェアある。
北欧家具オタクでもない私が「見たことある…かも」と思うくらいには有名なお椅子。
近しいデザインの椅子にアントチェア(アリンコチェア)もあってそちらも可愛い。
正確な名称としてはFH3107とか、Series 7とか言うのだが、ここではまぁセブンチェアに統一する。

実はこのセブンチェア、よく見るセブンチェア以外にJuniorシリーズとさらにChildren'sシリーズがある。
Juniorシリーズは、大人用のチェアと高さは同じか少し高いくらいだが少し座面が小さく、ステップが付いているのが特徴。
このステップがまたすごく可愛い。
Children'sシリーズの方は大人用チェアをそのまま小さくしたようなデザインをしている。
大人用は椅子の色/素材、足の色/素材、座面にレザーを使ったりファブリックを使ったりなどカスタマイズバリエーションがかなり豊富な一方、Children’sは潔く3色展開のみ。

コペンハーゲンに来た今年の2月頃、市内のお店をブラブラうろうろしていた時にたまたま最初に見つけたセブンチェア。
元々上に書いたような前情報があって探していた訳ではない。
そのお店のディスプレイに置かれていたのが、まさにこのChildren’sのセブンチェアだったのだ。

SERIES 7™ CHILDREN'S CHAIR Lavender Blue

この色に一目惚れした。
何この可愛い色!!何てお名前なの??
と、タグを見ると「Lavender Blue
名前もオシャレかよ!!!
ということで、いつか絶対買いたい!!お子に買ってあげたーい!!!
と思っていたのだ。

しかし、お値段、2,200DKK…。日本ストアで見ても45,000円する…。

その時はちょっとセールしていて、1,900DKKくらいだったかもしれない。
それでもたっけぇ。
子供椅子…だろ?と思うが、でもこれが北欧価格なのだ…。

と、まぁそんな感じで出会ったセブンチェア。
毎日の仕事と生活の立ち上げに奔走しているうちにラベンダーブルーは頭の片隅に追いやられ、気が付くとGWも終わり初夏が来た。
ヨーロッパ全体なのか、北欧だけなのかわからないが、サマーセールが到来した。
いろんなブランドから、大体20~30%オフの商品が出されている。
そもそもデンマークはVATが25%もあるので、そのくらいの値引きだとお得感は薄い。
いや、ありがたいことには変わりないんだけど、もう一声欲しい!というのが、極東の日出ずる国から来た者のお財布事情だ。

そんなサマーセール到来の6月最初の週末、たまたま寄ったお店にこれがいた。

塗装の下で木目がしっかり出ているのが良い
脚の生え方まで美しい

現品限りの店頭展示品、なんと1,395 DKK!
2,200の1,400だから…35%以上も割引されてる!これはすごい!
と思ったので、一応念のため店員さんに確認。
「これ、なんか状態悪いの?どっか壊れたりしてる?」
「それはないけど、1脚しかないからよく見て自分で判断してくれ!」
とのこと。

隅々まで見て、ひどい汚れも、ガタつきもない。
乾燥によるひび割れや背面のクラックもない。
木目が浮き出ていてブルーもしっかり美しい。
この値引き率は他では拝めないぞ…これはもう運命だ!買えー!

ということで、物を買う決断に物凄く時間がかかる私が、10分くらいでレジに持って行った。
そしたらさっきの兄ちゃんが、
「箱も包装も要らないならさらに100 DKK安くできるけどどうする?」
「よろしくおねがいしまああああああああす!」
ということで、結果1,295 DKKでお家にお迎えすることができました。
割引率、脅威の40%超
ありがとうサマーセル!

まだあんよは付かない

お子にとってはまだまだ大きいお椅子だけど、しっかり足がつくまで大事に使ってね。
お子が使い終わった後でまだまだ現役なら、本をオシャレに積み重ねたり、額に入った画や花瓶を置いてみるのもステキかも。




ちなみに。前回買った自分の椅子の話。

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