【童話】クリスマスの朝に
まだ 薄暗い冬の早朝でした。アランは目が覚めてしまいました。トイレに行きたくなったからです。8歳になったので、一人でトイレに行けるようになりました。「う〜〜寒い」部屋に戻って、ベットに入ろうとした時、シャラ シャラ シャラ という音が聞こえて来ました。窓の外からです。アランの瞳は輝きました。それは、車のタイヤに着いたチェーンの音だったのです。ドキドキしながらカーテンを開けると、辺りは一面の雪景色になっていました。「やったーー!」思わず、大きな声を上げてしまい、アランは、慌てて