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紗希の超短編集 1

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今が2020年なので、私が小説を書き始めて2年を過ぎました。私は家族、家庭としては壊れている家に生まれ育ちました。 初期の作品は、どれも子供の頃の私の気持ちが反映されていて、かな… もっと読む
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#超短編小説

龍神さんに、任せればいい 1

梅雨も明け、毎日刺すような陽射しが、容赦なく私の頭から脚先まで襲ってくる。その上この夏は…

太陽・月・星・炎・灯り・そして。

目覚ましが鳴り、目が覚めた。トンッと押して鳴り止んだ。ぼんやりした頭でベットから身を起…

【ス イ カ】

真夏のお昼過ぎ、つまり一日のうち、一番暑い時間帯である。私と、夫の晃司は隣町のスーパーで…

#【流星群】

今夜はかなり、規模の大きな流星群があるらしい。七海がまだ中学生の頃にも大きな流星群があっ…

#【真夜中に、ひっそりと私の舟を浮かべよう】

幼い頃、祭りの縁日で赤い指輪を買ってもらった。屋台の光に照らされ、キラキラ光る指輪に、私…

#曖昧な言葉

「しばらく会うのはやめよう」夜、車の中であなたから、そう云われた “女の方が引きずらない…