【2021/9/1更新】*ゲーム業界*企画ってどんな仕事? なるにはどうすればいい?【ゲームプランナー】
お世話になっております!
株式会社ヨコゴシステムズ広報部です。
皆さんはゲームクリエイターといえばどんな職業を思い浮かべますか?
システムを構築するプログラマー?
見た目を彩るデザイナー?
今回お話するのは、ゲームの内容そのものを考える職業。
その名も企画(プランナー)!
企画とはどんな職業なのか?
未経験から就職/転職するには何を勉強すればいいのか?
弊社の企画を例にご紹介していきます!
1.企画の仕事内容
まず、企画はゲーム内容を考えるだけの職業ではありません。
「思ってたのと違う」と思ったあなた。
僕もです。
また、その性質上会社によっても職務内容が違うので、
今回は一例として説明させていただきます。
弊社での企画さんの主な業務は以下の通りです。
弊社企画の主な業務内容
(1)内容を考えるための調査をすること
(2)ゲーム内容の企画・仕様を作ること
(3)企画・仕様を元に指示を出すこと
(4)リリース後の運営など
一つずつ解説していきましょう。
(1)内容を考えるための調査をすること
会社でゲームを作る際には、面白さ以外に大事なことが色々とあります。
その中の一つが「売れるかどうか」!
それを市場の流れから分析していきます。
難しいのが、ゲーム開発には年単位で時間がかかるのが普通ですから、
今売れるゲームではなく数年後売れるゲームを導きだす必要がある点ですね。
ですから、企画になりたい方は現状のゲーム市場だけでなく
これからについて考えるのも勉強になると思います。
(2)ゲーム内容の企画・仕様を作ること
皆が一番やりたい美味しいところですよね。
僕も社内で企画を募集していた時にやってみましたが、めっちゃ楽しいです。
企画書って書き方をネットで調べてもあまり出てきませんが、
これは恐らく決まったフォーマットがなく、会社や人によって違うからだと思われます。
基本的に、ゲームの面白いポイントが簡潔に分かりやすく紹介されていることが大切と言われていますね。
他の業界の企画書なんかを参考にしてみるのもいいと思います。
また、企画書が承認されたのち、「仕様」も考える必要があります。
「ここが面白いRPG」を考えた後、
「バトル時にこういう演出で画面が切り替わりウインドウが出て左から順番にウンタラカンタラ」
という実際の詳しい作りを考えるということです。
あなたが何気なく拾った薬草の位置を考えた人の気持ち、考えたことありますか?
(3)企画・仕様を元に指示を出すこと
良いゲームを考えたら、今度はそれを実作業を行うプログラマーやアーティストに発注しなければなりません。
また、実際に可能かどうかや、どれくらい時間がかかるかなどの相談も行います。
他の部署とのやり取りが多いので、実はエンジニアやアーティスト方面の知識もある程度必要になってきます。
なので、絵が描けたり、プログラミングができるなどの多職種のスキルがある人は一つの武器になると思います。
(4)リリース後の運営など
運営なんかも企画が担当していたりします。
ゲーム内イベントを考えたり、プレイデータを分析したりなど。
開発後の仕事は会社やゲームの形態によって様々だと思います。
開発の最後までやることがあるわけですが、
とはいえ企画を考えるのが主な仕事なので、忙しいのは大体前半です。
余談ですが、よくプロデューサーやディレクターとは何が違うのか、という疑問を聞きます。
一般的にプロデューサーは予算や人員の選定に関わるプロジェクトの総責任者、ディレクターは現場で指示を出すクオリティに対する責任者とされています。
その中で企画や進行を行ったりするので、混同されやすいのでしょう。
プランナーの方がそれらの役職に就く、ということももちろんあると思います。
2.企画になるには何を勉強すればいい?
これも弊社で人事も担当している僕が、採用で基準にしている部分を元にお話ししていきます。
(1)ゲームをたくさんプレイしよう
当たり前っちゃ当たり前なんですが、ゲームはたくさんやりましょう。
また、一つのゲームをひたすらやるより、たくさんの種類のゲームをしている方が就活では良いと思います。
それだけお手本を多く見て体験しているわけですから、すなわちそれが引き出しの多さになってきます。
それに、企画を人に伝える際に「〇〇みたいにお願いします」という共通言語で伝えることができるので、実は後々お互いに考えていたことが違った……ということが少なくなります。
これ地味に役に立ちます。
(2)リーダーとして活動しよう
できれば制作が望ましいですが、それ以外でも良いのでリーダー的ポジションで頑張ってみることをおすすめします。
企画は人を動かす職業ですから、それに慣れておくに越したことはありません。
面白い企画を考えれてもそれを説明できなければ意味がないですからね。
端的に言えばコミュ力が必要なんです。
ただ、会社で指示をすることは友達に対するコミュニケーションとは違ったコツが必要になります。
例えば学生時代は友達と気楽にゲームを作っていて頼み事も簡単にできても、会社に入れば年上の人や外注の方にお願いしなければなりません。
時には多少無理を言ってお願いしなければならないかもしれません。
似た状況を経験していると、そういった時に上手くチームを回す方法が分かってきます。
仕切る力を早めに身に着けておくと必ず役に立ちますよ。
(3)ゲームの流行や市場を勉強しよう
ゲームプランナーを目指している人なら、今どんなゲームが流行っているかはなんとなく知っていると思います。
しかし、それがなぜ今売れているのか、他のゲームとは何が違うのか、次は何が売れるのか……というところまでしっかりと調査しないといけないのが企画です。
企画として企業に応募すると、そのあたりに関わる質問が飛んできます。
そこでゲームの面白さを語るだけでなく、なぜ今その要素が顧客に受けて売れているのかまで答えられると一歩リードできるのではないでしょうか。
3.まとめ
今回は弊社を例に企画について解説しました。
基本的には企画することと、それをやってもらうために動くことが仕事の職業です。
ゲームプランナーはアイデアを出す仕事に思われがちですが、実際は同じくらい連絡や相談をしていくことも大切です。
もし企業に企画として応募する際は、想像力だけでなく
流行を紐解く力やチームを動かす力もアピールしてみてください!
以上、ヨコゴシステムズ広報部でした~。