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食品ロス問題を世界規模で解決しているデンマーク企業「Too good to go」

デンマークだけでなく北欧全般ですが、人々が社会的課題に敏感で、積極的に解決に向けて取り組んでいることを日常生活でも感じます。

国連がSDGsの達成度のランキングを発表している「The Sustainable Development Goals Report」でも、2021年は1位フィンランド、2位スウェーデン、3位デンマークと、北欧勢がトップを独占しました。

そして、社会課題の解決をミッションにした企業も多い。フードロス問題でいうと、最も知られるデンマークの企業は、”捨てるにはもったいない”という意味の「Too good to go」。まもなく賞味期限が切れる食品を抱える食料品店やレストランと、それを買いたい消費者をアプリでつなげるサービスを提供する会社です。店側の食料廃棄が防げるうえ、消費者は通常価格の3分の1の値段で買えるという、両方にとってwin-winな仕組み。

言われてみれば単純なサービスなわけですが、協力してくれる店を募り、アプリという形でサービスを簡単に実現したところがすごいです。

Too good go toのサービスは今やデンマークを超えて世界に広がっており、TIME誌が選ぶ2022年の「世界で最も影響力のある企業100社」にも選ばれていました。

この記事によると、アプリのユーザー数は17カ国で5400万人もいるらしい。会社のサイトによれば、2016年にコペンハーゲンでビジネスを開始して以来、これまでに世界の1億3600万食を廃棄から救ったそうで、まだ快進撃は続いているようです。


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