パリ脱糞事件
ヨーロッパ旅行で気をつけることといえば何を思い浮かべるだろう。
おそらくほとんどの人がスリを思い浮かべるだろう
俺も旅行する前はスリにめちゃくちゃビビっていた
でもスリは対策をしていれば、ほとんど被害に遭わないで済む
今回のヨーロッパ旅行でスリよりも気をつけないといけないものがあった。
それは「便意」
1日1回はうんこをする俺にとっては最も警戒しなければならない相手
しかも対策するのは難しい
便意は不意にくるので、来た時には時すでに遅し
ヨーロッパはトイレが少ない
日本だと駅やコンビニに行けば大体あるが、ヨーロッパは安全面を考慮して設置されていない所が多い。
住民は外出中にうんこしたくなったら、どこでしているのだろうか
それとも全員便秘だからそんな心配をする必要はないのか
日本だったらトイレなさすぎて街中うんこまみれに違いないだろう
海外に行って日本の良さを再確認する。街中どこにでもあるトイレ。しかも、ほとんどのトイレが綺麗に保たれている。これは当たり前じゃないからな!!!笑
今回はパリ観光中の俺と便意の戦いについて書いていきます。
あと、ガイドブックにも載ってない有益なトイレ情報も教えます。
パリ観光1日目
パリ観光1日目はオーストラリアにいた時に出会ったフランス人の友達とパルク・デ・プランスでPSG対スタッド・ランスの試合を観戦。
エンバペと伊東純也出てて激アツだった。
その後夕食でLe Relais de l'Entrecôteという人気なフランス料理店に行った。
開店10分前に着いたが、席に着くまで1時間くらい並んだ。
メニューは1種類だけでコース料理的な感じでステーキ、ポテト、サラダ、パン、デザート、飲み物が付いてくる。(赤ワイン嫌いだから、オレンジジュースで我慢)
ポテトとステーキは1回ずつおかわりができて、腹一杯まで楽しめる。
ステーキは臭みがなく食べやすかった。あと、ソースと絡めるとさらに美味いかった。
値段は6000円くらいで少し高いけど、ここ行けば間違えない。
パリ観光2日目
友達と別れ、迎えたパリ観光2日目
この日最悪な事件は発生する。
この日は18時のフライトでバルセロナに戻る予定だったので、夕方まで有名な観光スポットを巡ろうと考えていた。
最初の目的地はエッフェル塔。
宿から歩いて30分くらいだったのでセーヌ川沿いに沿って歩いていく。
視界に入るものが全てが異国。白を基調とした石造の建物が川沿いに並んでいる。
想像以上に絵のような街。
近くに日本人観光客がいたのでエッフェル塔を背景に写真をお願いしてもらった。
撮ってもらった写真を確認したら、普段より5倍マシマシくらい盛れていた。こんな俺でも映える街、それが「PARIS」。
セーヌ川を橋の上から眺めている時に、あることを思い出した。
それは大学1年生の時、当時気になっていた女の子と読売ランドに行く予定だったが、金がなさすぎて多摩川の河川敷に急遽プラン変更し、2人で散歩しながら水切りをしたことを思い出した。おそらくこれが原因(そうだと信じたい)で結局他の男の子に奪われた。もし、多摩川じゃなくてセーヌ川で水切りデートだったら付き合えてたかもしれない。俺の人生は変わっていた可能性があった。デートは場所と雰囲気が全てだ、多摩川という雰囲気もくそもない場所のせいだと自分に言い聞かせる。
俺はあの時の状況がフラッシュバックし、backnumberの失恋ソングが脳内再生された。
彼女が夏の魔物に連れ去られ僕の元へ来るのを期待していたが、期待も虚しく彼女の姿は見えなかった。
俺は苦い思い出をセーヌ川に流して次の目的地のルーブル美術館へ移動した。
エッフェル塔からルーブル美術館へ歩いている途中に腹の異変に気づく。
俺はヨーロッパに来て4日目だが、まだ1回も用を済ませていなかったのだ。環境の変化や時差ボケ、食事など色々な原因が考えらた。俺の肛門は限界に近づいていたため、とりあえず近くのレストランに入店。ビタミンCや緑黄色野菜が便秘にいいと聞いたことがあったので、とりあえず1番上に書いてあるサラダを注文した。メニューがフランス語表記で何か分からなかったが、その時の俺は注文を早く済ませてトイレに駆け込むことしか考えていなかった。注文を済ませトイレに到着。4日ぶりのうんちめちゃくちゃ気持ちよかった。ヨーロッパに来てうんこが出るありがたさを身に染みて感じた。
用を済ませ席に座ると、すでに料理が到着してた。
魚、野菜、フルーツと栄養を満遍なく摂れそうなサラダ。
適当に頼んだが大当たり。
しかし、サラダとオレンジジュースでお値段4600円。
円安で流石に頭がおかしくなりそうだ。
まぁ健康はお金で買えないということを自分の頭の中で言い聞かせながら食べる。
量が多かったので意外と腹パンパンになった。
こっちに来て炭水化物と揚げ物しか食べてなかったから、胃の中が野菜の水分でリフレッシュされた。
俺はmerciと言って店員に別れを告げ、ルーブル美術館に向けて歩き出す。
歩き始めて15分後
腹からギュルギュルと音が聞こえた
俺は嫌な予感がした
さっき昼飯を食べる前にかなりの量のうんこを出したのに、、、
完全に油断していた
健康のためと食べたサラダが裏目に出た
野菜は消化されにくいからそのまま肛門へHere we go
いつもなら10分くらい我慢すれば落ち着くが、この日は落ち着くどころかうんこの勢いが加速しており、あと5分もすれば肛門の弁が破壊されるくらい極限状態。
肛門から実がはみ出る寸前まできていた。
とりあえずトイレがありそうな場所を探す
まず初めに道路の向かい側にカフェがあったので入ろうとしたが、まさかの定休日。
次に施設があったので(アンヴァリッド廃兵院)入ろうとしたが、敷地がデカすぎて入り口が見つからず断念。(壁で周りが囲まれていて、おそらく反対側に入り口あった)
焦りに焦った俺は自分の直感を信じて飲食店がありそうな方へ走り出す。
少しでもお腹に入れる力を緩めたら、うんこが漏れるとこまできていた。
パリで腹を押さえながら前傾姿勢で走り回る俺、客観的に見たらあまりにも滑稽だっただろう。
走り続けてついにレストランがある通りに到着。
そして1番最初に日本語の文字が目に入ったのだ
持つべき友は東アジア人
俺は日本語で店名が書かれたレストランを見つけたのだ。
レストランの名前はMIDO(美子)。
どう考えても美子でミドとは読まない。
俺は海外あるあるの外国人(特に中国人)が経営している日本食レストランだと察した。
入店してからの会話
俺「Can you speak Japanese?」
店員「No, I'm from China」
俺「Can I use the toilet because my ass is going to explode」
店員「Sure」
俺の深刻そうな顔を見て察してくれたのか、店の奥にあるトイレに走って案内してくれた。
幸にもトイレに先客はいなかったので、トイレにそのままin。
いざ便座に着席。
座った瞬間ホッとしたのか俺の肛門に溜まっていたうんこが溢れかえるようにでていった。
おそらくあと1分遅かったら脱糞していた。
1日で2回脱糞しそうになるのは人生で初めてだ。
めちゃくちゃ気持ちよかった。
今度仲間を集めてうんこ耐久チキンレース開催しよう。
そしたら俺は優勝候補間違えないだろう。
今回の旅で肛門の筋肉を自由自在に操れる能力を手に入れたから。
俺は💩を済ませ、恐る恐るパンツに💩ついていないかをチェック、、、
そしたら、固体はついていなかったが液体がビチャっという感じでついていた。
走っている時溜まっていたガスを逃すためにオナラを何回もしていたが、それと同時に出ていたと考えられる。
これはセーフなのか?ギリアウトか?
merci
脱糞しただけなら良かったが、このあとさらに事件が起こる。
俺はパンツについた💩のシミを取るために必死にトイレットペーパーで拭いていた。
そしたら後ろからガチャンという音が聞こえ振り返ると、金髪爆美女が目の前にいたのだ。
なんと、俺はトイレのドアを閉めていたつもりだったが、閉まっていなかったのだ。
金髪美女が丸出しになっている俺のケツを見て一言
「wow」
日本なら「すいません」と言ってドアを閉めるのが適切な対応だと思うが、フランス語で「すいません」という単語を知らなかった俺。とりあえず知っていたフランス語を頭の中から捻り出した結果、咄嗟に
「merci」(ありがとう)
と言ってしまった。
フランス語のボキャブラリーはbonjourとmerciしかなく、この2刀流で2日間やってきていただけに、他の単語をこんな場面で使う時が来るとは想像していなかった笑
普通に考えて、ケツ見られてありがとうって言うアジア人やばすぎる
俺は金髪フレンチガールにケツを見られることに性の喜びを感じるキモイ性癖を持っているやつだと思われたに違いない。
金髪美女は「sorry」と言ってその場を去っていった
俺の方こそソーリーだよ。
俺は彼女にDésolé(ごめんないさい)と伝えたかったが、彼氏と一緒に料理を楽しんでいる姿が視界に入り、こんな状況で言えるわけないと思い断念。
次ケツ見られた時に冷静に対応できるようにDésoléだけは忘れないと誓った。
俺はトイレから出て、腹も空いてなかったがとりあえず空いている席に座って、この店で1番安い焼きうどんを注文。
期待していなかったが案の定、素うどんみたいなが出てきた。
冷凍うどんををチンしたような感じで具はネギのみ。
麺もコシがなく、決して美味いとは言えない
これでお値段なんと日本円で1500円
50円あれば作れるクオリティ
50円の30倍も価値があるということは将来的には円安でもっと価値が上がるのではないか。末恐ろしい。
しかし、うんこ漏れそうなこの俺を救ってくれたということもあり1500円以上の価値が確実にあった。
結局俺はパリでうんこをするために6000円使った。
なんでトイレするためにお金払わないといけないんだよ。
日本では当たり前のことが、海外では当たり前ではない。
新しいことに気づかせてくれると同時に、日本の魅力について改めて感じることができる。これが海外旅行の魅力だ。
ここで有益な情報をみんなに共有したい
ヨーロッパどこでうんこするか問題
結論:デパート
デパートは無料でトイレを使用できて、トイレ内も比較的に綺麗に保たれている
ヨーロッパ行く際は事前にデパートの位置を確認しておくことが重要かもしれない
最後にプログラミング得意な方、僕と一緒にアプリ開発しませんか
ヨーロッパの主要な観光地のトイレの場所を確認できるアプリ
日本のように駅やコンビニにトイレがあるわけではないので土地勘のない観光客にとってトイレを探すだけで苦労する
これをGPSと連動させてリアルタイムでどこにトイレがあるかチェックできるようにする(食べログ的な感じ)
これはマジで需要あると思うのだが、どう思いますか?
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