見出し画像

大阪のディープな穴場、浮世絵美術館と●●●と!

リュック1つで、ふらりアート旅。

今日は、大阪へ。

心斎橋筋や戎橋周辺は

インバウンド人気で大混雑!

なかなか前に進めない。。。

そんな時、

たまたま目に入ったのが、

大阪浮世絵美術館

え、こんなところに美術館が!?


飲食店や土産店が並ぶ繁華街で

ひっそりと営業。


心斎橋筋は、

今まで数えきれないほど通ってきたが

全く気付かなかった。


実は、浮世絵には、

全く興味がなかったが

行ってみよう(笑)

現在、

「歌川広重 うきうき浮世絵 展」

が開催中。

7月21日まで開催中

広重の名前は知っているが、

作品をちゃんと見たことはない。

いい機会かもしれない!


さっそく受付で入場料を払うと、

チケットと一緒に

”あるもの”を差し出された。


それは、ルーペ!

この美術館のサービスで

無料で貸してくれる、という。


今までルーペを使って絵を見たことはないが、

おすすめされたので、やってみる。


そもそもルーペを使えるくらいに

間近で絵を見れることは

めったにないし、素晴らしい!


浮世絵をルーペで見ると、、、

この2点のみ撮影OK

普通に見ただけでは気付かなかった

表情や仕草の細かさが分かる。


それどころか、

会話や音さえも聞こえてくるようだ。


葛飾北斎の代表作

富嶽三十六景 神奈川沖浪裏

小さな波しぶきすらも、

細部にわたって鑑賞できる。


何度も見たはずのこの絵の中に、

船が描かれていたことを

今回初めて知った。


しっかり見たつもりでも、

まったく見えていなかった・・・


大学の講義では、

「視野を広げて物事を見るように」

と学生に伝えている。


しかし、北斎の絵では、

波のダイナミックさに気をとられ

他のことに目がいかなかった。

浮世絵を通じて、自分の甘さにも気づかされた。

北斎を見た後は、

広重や歌川派の作品を見る。


有名な「東海道五十三次」はもちろん、

「京都名所之内」、

「浪花名所図会」など、55点が展示。


ヨーコ流浮世絵の楽しみ方は、

次の通り。


①ざっと全体を眺める。

②次に、ルーペを使って、細部まで見る。

③その絵がどの様な光景か、
 どんな場面なのかを具体的に想像する。

④最後に、説明文を読む。


私の想像が大ハズレのこともあれば、

わりと当たってることもある(笑)


こんな風に見ると、

浮世絵の面白さが身近に感じられる。


ルーペ貸し出しサービスのおかげで、

歌川広重と北斎の線の違いも

学ぶことができた。

私の印象では、

北斎の線は鋭く、きっちり。

広重のは柔らかく、細やか。


小さく描かれた人物にも

ちゃんと個性や表情があるのに驚かされる。


浮世絵の両雄、

それぞれの魅力があって面白い。


思いがけず多くを学ぶことができ、

非常に満足度の高い展覧会!


来場者の大半が、外国人で

国際色が豊かなのも良かった(笑)


帰りがけに

ショップでお土産も購入。


それにしても、

こんなスゴイ穴場があるとは知らなかった。

次に大阪に来る時に、また立ち寄ろう!


じっくり集中したせいか、

お腹がモーレツにすく(笑)


そう、大阪と言えば、絶対食べたいのが

「かすうどん」

法善寺 KASUYA

私のイチオシがここ!

肉うどんを、かす大盛りトッピングで頂くのが

定番。

”かす”とは、ホルモンを揚げたもの。

”たぬき”とは違う。

香ばしさが増し、脂っぽさも気にならない!

むしろ、コクが増してうまい!!

ゆず粉が良いアクセントになり

ドンドン、食が進むから要注意!(笑)


ちなみに、法善寺KASUYAから

大阪浮世絵美術館までは、

徒歩5分くらい。


浮世絵を楽しんだ後に、かすうどんを食す

マニアックな大阪観光ルート、

おすすめ!!



【ヨーコJAPAN公式サイト】


サポート大歓迎♪ あなたからの牛丼1杯分のサポートが、次回海外個展の励みになります。