見出し画像

X-T50を登山で使ってみた

僕がX-T5ではなくX-T50を選んだ理由の一つに、軽くてコンパクトだからというのがある。自分は山に登る人だ。山の携行品は重いより軽いほうがいい。街中で使うにも軽いほうが楽なはず。X-T5は110gほど重く、感覚的に二回りほど大きい。使ってみないことにはわからないけど、やはりその差は看過できなかった。

先日、風邪もだいぶよくなったので、登山でのX-T50の使い勝手を試しに軽い山登りに出かけた。このカメラを選んで正解だったのか確かめたい。

持ち運びは、純正ストラップにハクバのカメラジャケット。ちなみにこのカメラジャケットはさっと脱着できて、ストラップにつけたまま撮影もできるという逸品でとても気に入っている。

*正確には自分のは上の商品ではなくて(Amazonに売ってなかった)、このもうちょっとスリムなバージョン。2300円くらいだった。

軽いカメラとはいえ、揺れるかもしれないし、ストラップが肩に食い込んで痛いとかあるかもしれない。実際、昔使っていたNikon D90は重くて嵩張るので登山では正直辛かった。

使ってみた結果....なんの問題もなかった。正解では?
やはり軽さは正義で、とにかく楽だ。思ってたほど重さは感じないし、さほど揺れもしない。歩くときの腕振りや足の上げ下げの邪魔にもならない。登るときは斜めたすき掛け、撮る時は首掛けか手首にストラップを巻きつけて。頻繁に掛け替えていたので肩だけとか首だけとか身体の一定の箇所にテンションがかからなかったからかもしれない。

ハクバのジャケットの脱着も特に問題なし。つけたままで撮影できるし、かつ、ジャケット自体がレンズキャップがわりになることに気づいてレンズ保護にも気を使わなくてよくなった(レンズフードつけたままで)。レンズキャップを撮るたびに脱着するって意外とストレスだし。ネオプレーン素材で汗からも守ってくれる。

今回登る山は「笹子雁ヶ腹摺山(ささごがんがはらすりやま)」雁が腹を摺るくらい高いというのが由来らしいが、1358mとさほど高くない。
樹林帯の山。あまり撮れ高は高くないけど、木漏れ日が気持ちよくて気分はよい
展望なしのがっかり山頂
富士山がよく見える山頂なはずが
展望ゼロ。真夏で最も茂る季節なので仕方ないかな

とりあえずX-T50と山登りの相性はいいと思う。防塵防滴でないのが少し気になるけれども(買ってから気づいた)、ハードコンディションのときは使わなければいいかなと思う。でも寒暖差での結露のことを考えると、レンズはWR仕様のほうがいいのかしら?

あと、操作体系にも気づきがあった。ダイヤルだらけなのは、電源入れる前に絞りやSS、露出をあらかじめ確認できるからなのでは?!いや、きっとそうだ。X-T50の場合、フィルムシュミレーション、シャッタースピード、露出をあらかじめ決められる。被写体を見て、これはこんな感じで撮ってみようと設定してから電源を入れる。その僅かな時間も楽しい。少しづつカメラへの理解が進んだ気がした登山でした。

いいなと思ったら応援しよう!