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【自分を知る】私たちの潜在意識ってどうなってるの❓(2)潜在意識の性質と働き・想定の法則(ネヴィル・ゴダード)

(2023.3.29加筆しました。)

前回に引き続き、「自分の人生は自分でつくっている」という考えを基に、潜在意識について考えてみます。

違う考えの方は、ご自身が信じることを大切にされてくださいね。

意識は見えない世界のことなので盲信しないで、このような見方があります…ということで捉えてください。

前回は、7歳までの子ども時代に、たくさんの思い込みを潜在意識に入れてしまうようだということを書きました。

潜在意識に興味のある方の多くは、「マーフィーの法則」をご存知かと思います。いわゆる引き寄せの法則です。

私もDr.マーフィーの本は読んだのですが、ひと昔以上前のことで、何が書いてあったかは覚えていませんが、引き寄せのことを知るきっかけのひとつになっていたと思います。

このDr.マーフィーは、アブドルという師から宇宙の法則を学んでいますが、今回テーマにするネヴィル・ゴダード(1905〜1972)も同じくアブドルに師事しています。

アブドルの教えは、古代ユダヤから伝わるもので、海外の発信を見ていると、自己実現や宇宙の法則の話の中には頻繁に聖書やトマスの福音書などの引用があります。

トマスの福音書は少し複雑な背景があるのですが、今回は割愛します。

日本では、聖書や福音書というと「宗教=怪しい」という思い込みから敬遠されがちな為か、その部分はあまり伝わっていないような気がします。

Dr.マーフィーやネヴィル・ゴダードの講演の記録にも、聖書などからの引用は多いです。

その事についてはまた改めて書こうかと思っています。

⚫︎ネヴィルの説く潜在意識とは

ネヴィルは「全ての創造は潜在意識の領域で起こる」として、その潜在意識の性質や働きについては次のようなものだと言っています。


・あなたの身に起こる出来事は偶然やってくるわけではありません。定められた運命があって幸不幸をもたらすものでもありません。潜在意識に刻まれた印象があなたの世界のあり様を決定します。

・あなたの気持ちが本心か否かは潜在意識の知るところではありません。「本当だ」とあなたが感じることなら、それを真実とみなして必ず受け入れます。

・潜在意識は自らに刻まれた印象を間違いなく外に表現します。潜在意識は刻まれた感情ーーあなたの気持ちや気分ーーを自らの内なる事実として受け入れると、ただちに、その感情そっくりのものを外界に創り始めます。

・潜在意識は受け取った信念に手を加えたりはせず、それが役に立とうが立つまいが、細部にいたるまで外にそのまま現わします。


以上、「もう君はそこにいる」という書籍より、一部を抜粋しました。

では、一度潜在意識に入れてしまったものは取り消せないのか?については、「正反対のより強い感情で打ち消さない限り将来の行動の原因となってしまう」と言っています。

前回の「私は邪魔」という思考に対して、「私は必要とされている」という思考が感情と共に入れば、打ち消されるのですね。

経験からくる「私は邪魔と思っていたけど、なんだ❗️思い込みだった❗️」😄というハッとした気づきも、打ち消すパワーがあるということです。

私たちは潜在意識に様々なものを取り込んでいます。

知らないうちに、マイナスの思考をプラスの思考が打ち消したり、その逆も起きているはずです。

また、最近の心理学やエピジェネティクスでは、思考を俯瞰することで思い込みを変えられると言っています。

鏡やスクリーンの考え方も、そこに映っているものから自分の気づいていない思い込みを知ることができます。

同じパターンの感情反応からの気づきで、そのパターンを終わらせることができるということでした。

⚫︎想定の法則

また、Dr.マーフィーの引き寄せの法則に対して、ネヴィルの考えは「想定の法則」としても知られています。

「既にもうそうなっている」と想定していることで、願望が実現するという考えです。

これも、日本の自己啓発では「お金持ちになるには、お金持ちの行動の真似をすれば良い」として、例えば、お金持ちになったつもりで高級レストランで食事をするとか、高価なブランド品を買うなど、表面的なハウトゥーになってしまっているようです。

私が見た範囲の海外の発信では、「もう既にそうなっている」という自分やインナービーイング(内なる存在)への強い信頼…という「在り方」の話だということです。

同じ系統のジョー・ディスペンザは、「本当に既にそうであることが分かると、人は欲しがらなくなる」と言っています。

既に自分は完全であり、豊かであるのだから、欲しいとは思わない。

そして、皮肉にも、欲しがらなくなった時に手に入り、手に入ったものを独占することなく与えたくなると。

日本では、Dr.マーフィーと較べるとあまり知られていないネヴィル・ゴダードですが、英語ではネヴィルの考えを実践することが、ネヴィライズという造語になっていたりして、英語発信のYouTubeの動画では時々聞くことがあります。

ネヴィルは、現実創造するのには、潜在意識に取り組めば「指一本動かす必要もない」とさえ言っています。

ここはなかなか理解しにくいところですが、それほど潜在意識のパワーが大きいとしているということですね。

没後50年以上たっても考え方が伝えられているので、今の時代に必要なものがあるような気がします。

またジョー・ディスペンザのしていることを見ると、「指一本…」も、あながち…ということになります。

このジョー・ディスペンザについても、またそのうち書く予定でいます。

ということで、今回は新しい視点を持つひとつの見方として、ネヴィル・ゴダードをご紹介しました。

潜在意識について、こんな記事も書いてみました。

この話の一部をを、スピリチュアル的に表現したのがこちらの記事です。表し方が違っても、言っていることは同じですね。

こちらも潜在意識の話です。

来週は記事の更新はお休みします。
これから桜の便りがあちこちから聞こえてきそうで、楽しみにしています。🌸(でも、今日は寒いです😨)

私の潜在意識には何が入っているんだろう

♪YOKOは作曲活動もしています♪

オリジナル曲 One Spring
5月いっぱいまでYouTubeで公開しています。



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