見出し画像

東日本大震災から10年 意識の変化

あれからもう10年も経ったとは、ちょっと信じられない気持ちです。

10年経って、人々があの時のことを忘れてしまっていると懸念を示す人たちもいます。災害時の備えなどは、教訓を活かしてしっかりと整えておくことは必要だと思います。我が家ももう一度見直しをしておこうと思います。

画像3

記憶は薄れて行っても、震災で得た教訓は、若い人たちの方が寧ろしっかりと受け取っているのではないかと私は思っています。大人より子どもの時に見たもの、感じたことはインパクトは大きいでしょう。

近年の人々の意識の変化は大きいのではないかと思っています。

私の考えでは、その影響のひとつとして、今の若い人たちは物欲が少ないということ。物を所有するということに対して執着が少ないようです。

自分に取って本当は何が大切なのか…ということを考えていると思います。

私たち昭和世代にとって家や車は豊かさの象徴だったけれど、今は家を買わなという人も増えていると聞いています。

車も単なる移動手段として、高級車を欲しがるより、共有という形を選べる時代。

自転車すら共有で済ませることもできます。ブランド品も昔ほどの魅力はないようです。

本当に好きならそこにお金をかけるけれど、人に見せることを目的として高級なものを欲しがらないという面もあるのではないかなと思います。

それって逆にカッコ悪いというくらいの意識。

富豪、豪華、豪奢、豪邸、豪勢、豪遊…「豪」のつく物に対しての関心も低くなっていると思います。

欲しいものといえば、もっと身近で生活を便利にしたり、楽しくしてくれたり、面白い物のようです。

落合陽一さんがあるYouTubeの動画で、「豪邸って何の意味があるの?」と言っていたのを思い出します。

豪邸に住むより、自分に取って居心地の良いスペースさえあれば良い…という考え方は合理的だし、断捨離して必要以上に物を持たない時流は、これからは物をあまり買わない、捨てない時代になって行くからだとの指摘も納得です。

画像3

何年も前から、以前に較べると、物よりも経験にお金使う人が増えてきているとも言われています。

これも、物と体験と、どちらが大切か?ということだと思います。物はいつか無くなる、壊れる、古くなると価値が下がる。でも、経験から得た物は無くならないし、人生を豊かにしてくれます。

今は残念ながら行動範囲が狭められていますけれど、この状況が落ち着いてきたら「あそこに行きたい」「あれをしたい」という経験を広げたい思いは大きいのではないでしょうか。

震災の時に小学生、中学生だった子どもたちが、今は成人して、これから世の中の中心になって行きます。

まだまだ復興が終わったわけではなく、支援が必要な方たちがたくさんいらっしゃるので、あまり楽観的なことは不謹慎と言われてしまうかもしれないけれど、意識の変化という意味では、私はこれからの世界を楽しみにしています。




画像3

昨年リリースした自主制作のアルバムの中に、東北大震災の後に見た瓦礫の中に咲いていた満開の桜の光景をテーマに書いた曲があります。One Springという曲です。聞いていただけると嬉しいです。私が作曲した曲をdoe4が演奏しています。

•YOKO × doe4 / Prayers(プレアーズ)

⚫︎アルバムトレーラーはこちらです。どんなアルバムか覗いて見てください。メンバーの演奏風景と収録した6曲のハイライトです。

⚫︎ダウンロード、ストリーミングはこちらから。アーティスト名はdoe4&YOKO369になっています。
【配信ストア】Apple Music, Spotify, LINE MUSIC, amazon, amazon music unlimited, iTunes store,Rec musicにリンクしています。検索の必要はありません。サブスク登録している方はそこで全曲ストリーミングで聞くことができます。もちろん、One Springだけを聞くこともできます。

こちらを開いてストア名をタップするとこのアルバムのページが開かれます。

⚫︎CDの販売はこちらです。

【creema】YOKOののオンラインショップ

【ディスクユニオン】オンラインショップ

https://diskunion.net/portal/ct/detail/1008156827

【島村楽器 イオンモール幕張新都心店】(お店の方にシマレコのコーナーとお尋ねください)

【BOOKばざーる】オンラインショップ

http://bookbazar.biz/cd_ins/yoko/

◆doe4のメンバーのプロフィールです。

◆ライナーノーツbyヨコザワカイト(MOZAIC MAGAZINE編集長)

https://mozaicmagazine.jp/2020/10/26/01/

この曲について書いた記事です。


サポートいただきありがとうございます。いただいたサポートは、参考図書の購入など、更に良い記事を書くために使わせて頂いています。