ガクブルしながら作ったCD

2020年7月15日 07:03

私は英語講師をしながら趣味として作曲の勉強は10年以上続けていますけれど、月２回のレッスンを受けてきただけでした。

２年半ほど前に初めてセッションなるものに参加するようになって、ようやく先生以外の人たちと交わるようになりました。

それでも、英語講師だけを30年以上やってきた私には音楽の世界のことは全く分からないし、そもそもCD作るのに何から始めるのかもいくら費用がかかるのかもよく知らないままスタートしました。

それは、自分の環境や年齢から考えて、今ここで動かなかったらもうCDを作ることはないだろう…という思いがあったからです。あれこれ考えていたら、動けなくなりそうでした。

配信ということも考えられたけれど、やはりCDという形にして残したいという思いが強かったです。

CDを自分でプロデュースすると決めてからは、一つひとつ分からないことだらけで、泣きたくなったり、こんなことやらなければよかった、「いつかCDを作るんだ…」と夢見ていた時の方が楽しかったというのが本音でした。

「怖い」を何度口にしたか分かりません。最初から最後まで、何かをどこかを間違えているのでは…という思いに囚われてしまっていました。

年齢は関係ないとは言われますが、やはり若い時に比べると腰が重くなっているのを実感しました。（ですから、若い人はやりたいことがあったら若いうちに、小さな事でも動いてみることをお勧めします。）

スタジオは分かる人に相談しながら、プレスの会社は自分で選びました。ネットであちこち調べてからスタジオ訪問したり、プレスの会社にも足を運んだりして相談に乗ってもらったり、演奏してくれたバンドのメンバーに助けられながら、これでいいのだろうか？と自問自答しながら進めて行きました。

一方、ジャケットデザインは娘が引き受けてくれたのですが、娘もそういう仕事をしている訳ではなくて、趣味でデザイン、イラストなどが好きというだけのことで、CDのジャケットを作るのは初めてのことでした。

プレスの会社に任せることも出来たのですが、ジャケットは費用を抑えたかったのもあったし、娘も興味を持ってくれたのでお願いしました。

デザインを自分でする場合は、殆どの会社でイラストレーターというソフト用のテンプレートを使って入稿することになっていますが、娘はそのソフトを持っていなくて、ソフトがなくても入稿できる会社を選びました。

私には今こうして書きながらも詳細はよく分かっていませんが、細かい寸法を自分で測って作成するのが大変だったようです。

最後の最後に製品を見るまで、もしずれて背中の部分の文字が読めなくなっていたら…などと色々不安だったようです。

そんなこんなで、素人親子でガクブルしながら作ったCDです。(°_°)💦(°_°)💦💿

CDが仕上がって配送されて来て中身を確認した時は、親子共々ホッとしました。

お陰様で、娘が作ったことを知らない方たちからもデザインをたくさん褒めてもらっています。

ジャケットのフロントと盤面のキャンドルの写真が同じ。（写真がよくないですけれど…）

ジャケットのバックと盤面の色のトーンが合わせられています。

CDのテーマである「祈り」をよく表現できているのではないかと親バカの評価です。

自分ではどうすることも出来ない演奏と音は、お金をかけてしっかりとプロにお任せしました。

終わってみると、なんであそこまで怖かったのか…なのですが、それはやってみたからこそで、やらないうちに怖さを克服することはできないのだろうなと思います。

初めてのことは知らないから怖いのですね。

英語講師の仕事であれば、うまく行かないとか失敗するとはこういうことで（例えば冗談が滑った…とか（笑）、予定通りに進まなかったとか…）このように対処すれば良い…ということが分かりますが、未知のことは失敗すると何がどうなるのかさえ全く想定も出来ない怖さがあります。

でも、知らないことでもサラッとやってしまう人もいるのだろうなぁと思います。

60年以上生きてきても、知らないこと、分からないことはまだまだありますが、しばらくは冒険はしないで、大人しく生きて行こうと思うこの頃です。しばらくは…。

ガクブルCDのアルバムトレーラーです。

【creema】YOKOの公式オンラインショップ

公式オンラインショップの他に、こちらからご購入頂けます。

【ディスクユニオン】（９月中旬まで）
オンラインショップ

店舗販売

・お茶の水 JazzTOKYO
・新宿ジャズ館
・吉祥寺ジャズ館
・横浜関内ジャズ館

【島村楽器　イオンモール幕張新都心店】（お店の方にシマレコのコーナーとお尋ねください）

【BOOKばざーる】

サポートいただきありがとうございます。いただいたサポートは、参考図書の購入など、更に良い記事を書くために使わせて頂いています。