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具体的な育ちの様子と、関わりのエピソード2

こんにちは(^^

今日は、2004年 春、入園以降で、T の育ちの様子と、印象に残っている関わりのエピソード編 その2を、思い出しながら綴ってみます。

3才後半で入園のころ、発語は 単語~2語文ほど。言葉でのコミュニケーション...に気が付くまでには、成長していました(嬉し涙)。

5月から通った「ことばの教室」での印象的な支援です。

どの動作も新しく、本人の学習場面です。お部屋に入ってからは、遊びたい「オモチャを選ぶ」ことからスタート。高さのある棚で、1人では届かないオモチャがたくさんあります。

最初のころは「絵カード」を使っていました。そのうちに本人から、M先生に、取ってもらうためのコミュニケーション(ちょっとした合図や単語でOK)が出るまで待ちます。

どんだんと M先生や場所に慣れてきて、遊ぶオモチャの順番も、ルーティンになります。T は、プラレールなどの組立ては、月齢なりに1人で上手に出来ました。

ある日、M先生は「あ~!」と、全く違う場所を「指さし」します。

最初 T は、意味が分からなくてキョトンとしています。何度も「あ~!」っと促して、M先生の「指先」を見る感じ。ところが指をさした遠くの先に、T の大好きな「トミカ」が仕込んであるんです。私も一緒になって「あ~っ!」と指さししてみます。

初めて、自分でその「トミカ」を発見した時には、めちゃくちゃ びっくりした笑顔でした(^^

共同注視」を楽しく何度も実体験させてもらい、T は「指さし」された、その「先」を意識して見ることを学習していきました。

そのほか、M先生による「ことばの教室 連絡帳」には...

『「~ない」と否定できています。』とか、『「~みて」など注意喚起、「○○なの」と訂正、要求が出ています、次は「○○/して、○○/とって」の二語文の定着を目標にしてみましょう』...などの記載が続いています。

T の片言の発語は「どのような段階なのか」を踏まえて、私にも教えていただいていました。「次は○○を言葉で伝えられると、 T 君が暮らしやすいですよね」...といった感じで、本人の要求に寄り添った提案を、親へ伝えてくれます。

そのための関わり方法、声のかけ方、場面設定も、一緒に考えて下さいました。ことばの教室 M先生は、幼稚園の担任とも少しづつ連携。T にとっては複数の場所で、共通の声かけシャワーを浴びる状況です。非常にありがたかったです。

年少の途中、T が普通クラスへ編入したあと。ことばの教室では、M先生が用意したゲームで遊んでから、T の選んだもの...と設定し「順番」や「待つ」の学習を繰り返しています。

幼稚園では、ひとりひとりに絵マークがありました。年少のとき T には「列車」のマークです。視覚的な手掛かりで、T は、自分の下駄箱、荷物置き場、イス、並ぶ順序、出番...などを、次々と理解していったようです。

秋の発表会では、学年劇で「おおきなかぶ」のうさぎ役を、お友達と一緒に演じています。全体発表では皆と一緒に手話ソング「にじ」、器楽発表では楽しそうに「鈴」を鳴らしていて(ずっと鳴らしていましたが、笑)感激しました✨

この年度末「ことばの教室 連絡帳」には、

『大小弁別、要求表現、やりとり遊び...で、情緒面の成長を感じました。』とか『「~しているよ」「あの~とって」など、伝え方が上手になってきましたね。~中略~ 周りの様子や自分が感じたり経験したことを話す「伝達のことば」が、よく出るようになってきましたね。』『相互伝達の伸びも顕著になりました。』...と記載されています。

...振り返ると、このように順を追いながら、T の次の発達を促す場面や、周囲の子ども達と上手く関われるような練習を、それぞれが考えては情報を共有し、意図的にサポートしていただいていました。

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