理学療法士と動作分析
手のグーパーの動きで、頸髄症か否かを判断するプログラムの開発が進んでいるそうです。
どうやら精度もかなり上がってきている様子。
これは動きをAIが認識して、異常か否かを区別するというツール。
動きの評価はモーションキャプチャーなど、大々的な機械を使わないと難しいことが多く、臨床では使いにくいものでした。
だいぶ軽量化もされてますが、それでもデータを出すことはできても、「分析」「判断」は人が行う必要があった。
AIはこのプロセスを全部やります。
他の仕事に漏れず、理学療法士もAIの共存を考えるような状況になってきたな、と感じます。
理学療法士は、AIに取って代わられる可能性の少ない職業と言われてますが、だからって同じでいるのがベストではありません。
どうやって共存していくのが理学療法士にとってベストなのか考えてないと、あっという間に取り残されます。
動作分析が、いまいち苦手な私には、こういう研究をきっかけにその技術が均一化されるといいな、と感じています。
100点満点とは行かないまでも、少なくとも見逃しが少なくなって60点がみんな取れるようなものだと嬉しい。
勉強会に行くと、講師が治療デモを行うことがあります。
そこに動作分析が絡むことが多く、偉い先生になるほど、その意見に絶対感があります。
確かに偉い先生が言っていれば正しく見えてしまうのですが、本当にそうなの?と第三者的に共有するツールがもう一つあると、治療にも再現性が出てくるのではないかと思います。
中には都合悪く思う人いるかもしれませんが。。。
脅威と思わず、どう使いこなすのか。
理学療法士が生き抜くために、常に考えておきたですね。
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