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物事の味方は選択できる

 私の地元は福井県・三国町という小さな町です。この町には「きっちょんどん」という豆腐があります。小さい頃から豆腐と言えば「きっちょんどん」だった私が県外の大学に行き他の豆腐を食べたときの衝撃と言ったら…。同じ「豆腐」でもここまで違うのかとびっくりしました。

 今は地元に帰ってきており日々きっちょんどんを食べることができる嬉しさからきっちょんどんのアピールをしてしまいましたが、今回のお話はコーチングです。私はmentoというサービスを利用しています。mentoでコーチングを始めて半年が経ちました。

 コーチングを始めたきっかけは「仕事での人間関係をよりよいものにしたい」と思ったことでした。というのも昨年4月に新卒で働き始め、6か月で6回職場で過呼吸を起しました。「過呼吸にならないように」「上司に迷惑をかけないように」と怯えながら解決策を見つけようと藁にも縋る思いで始めたことのひとつがコーチングでした。

 コーチングについては過去にも記事を出しているのでそちらも見ていただけると幸いです。

 私は職場の上司に対して過剰な恐怖感を抱いています。それがいけないことであると思い、恐怖に立ち向かうには、恐怖をなくすにはどうすればよいのかをメンターに相談します。3月のコーチングでも「怖いって思いたくない、でも…」「上司から逃げたい、でも…」「転職したい、でも…」という「●●したい、でも…」という言葉をたくさん使いました。メンターは私に対して、「パラダイム」(ものの見方・考え方を支配する認識の枠組み、私のメンターはそれを眼鏡という比喩で表現します。)はいくつもあり、どのパラダイムでものごとを見るかは選べる。この眼鏡(パラダイム)で物事を見たいと思った瞬間からその見方ができるとメンターは言います。どんな眼鏡があり、どの眼鏡をかけたいのかを考える時間をコーチングで与えてくれます。

 冒頭の「きっちょんどん」、私はこの豆腐が何よりも大好きな食べ物です。地元でしか食べられないから食べるために月1で地元に帰るくらいです。きっちょんどんは他の豆腐では味わえない味、食感があります。きっちょんどんを食べる時はその味に時間を忘れて浸りきっています。安心感と心地よさがあるのです。6か月目のコーチングで、このきっちょんどんを味わっているときの感覚を「きっちょんどん」と名付けました。私はこの「きっちょんどん」眼鏡をかけて物事を見たい。ということにコーチングを通して気づきました。

 この眼鏡をかけて大切にしたいことは何かを今は考えています。わたしは「●●したい、でも…」という「でもなぁ」眼鏡をかけてしまいがちです。でもかけたいのは「きっちょんどん」眼鏡。かけたい眼鏡を選択して物事を見る。なりたい自分になるために。コーチングを始めて6か月。少しずつなりたい自分の形が見えてきていることを実感しています。みなさんにもぜひ、コーチングを一度体験して自分の内面を探る楽しさに触れてみてほしいです。


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