君が可愛すぎるせいで
飛鳥は俺の彼女。大学で出来た人生初の彼女だ。
飛鳥: ねぇ〜聞いてる?
〇〇: あぁ、ごめんごめん、なんだっけ?
飛鳥: ここの問題、どうやって解くの?
〇〇: えっとね、これはこうやって、、
飛鳥が俺の顔をじーっと覗き込んでくる。
飛鳥: 〇〇最近ぼーっとしすぎじゃない?
〇〇: そうかな..?
飛鳥: そうだよぉ、心ここにあらずって感じ
〇〇: 気のせいだよ、いつもこんな感じ
飛鳥: えぇ〜付き合う前となんか違う気するよ?
〇〇: そんなことないよ。。
飛鳥: そう?ならいいんだけどっ!
気のせいなどではない。原因は分かっている。
飛鳥、そう、うちの彼女が可愛すぎるからだ。
付き合って1ヶ月、
毎日のように飛鳥と過ごしているが、
全然慣れない。
常に胸の高鳴りを抑えられずにいる。
飛鳥: 今日はどこ寄ってくの〜?
甘い声。ドキッとした。
〇〇: 飛鳥の行きたいとこ、行こ。
飛鳥: やったぁ!じゃあじゃあ〜
声のトーンが高くなる。
飛鳥: あそこにさぁ、新しいドーナツ屋さんできたじゃん?そこ行きたい!
〇〇: いいね。行こ行こ。
飛鳥: うわぁ〜美味しい!クリームたっぷり!
ドーナツを口いっぱいに頬張る
彼女の無邪気な笑顔が可愛い。
〇〇: ねぇ、1つ聞いてもいい?
飛鳥: んー?なに〜?
彼女は不思議そうにこちらを見つめる。
〇〇: なんで告白オッケーしてくれたの?
飛鳥: え、どうしたの今さら笑
〇〇: なんか気になっちゃって
飛鳥: 知りたいの...?
〇〇:うん。
彼女はくすっと笑って言った。
飛鳥: 〇〇は優しくて真面目で優等生じゃん?
女っ気全くないし恋愛とか興味ないと思ってたの。
〇〇: うん。
飛鳥: だから、最初に話しかけてくれた時びっくりした。笑ってるとこ見たことなかったから、この人こんな笑顔で話してくれるんだぁって。
〇〇: うん、うん。
飛鳥: だんだん仲良くなっていって、私も〇〇のこと、だんだん気になっていったの。
まさか、初めての2人きりのデートで告白されるなんてね笑
〇〇: やっぱ初めてのデートで告白はまずかったかな?
彼女は首を横に振った。
飛鳥: うぅん、違うの。それが、凄く嬉しかった。
飛鳥: 「飛鳥ちゃん、大好きです、世界で貴方より可愛い人は他にいません!付き合ってください!」って、急だったし、大袈裟すぎて笑っちゃったけど、
私、あの時世界で1番幸せだったよ....凄く凄く嬉しかった。
〇〇: .....
飛鳥: 〇〇は気付いてないかもだけど、私、〇〇のことめっちゃ好きだからねっ
俺のドキドキはピークを迎え、
気づけば飛鳥を抱きしめていた。
飛鳥: だからね、自信持って!
私の大好きな彼氏さーん♡
〇〇: 教えてくれてありがとう、大好きだよ。
飛鳥: あったりまえじゃーんっ、私達付き合ってるんだもん!
〇〇: そうだよね、!
飛鳥: うん!
〇〇: これからも、よろしくね。
飛鳥: うん、よろしくね!
可愛すぎる彼女は俺にはもったいないぐらいだけど、俺は飛鳥を目一杯愛した。
飛鳥: あっ、今店員さんに色目使ったでしょ〜?
〇〇: 使ってないよ、敏感すぎ。笑
飛鳥: もうしらなーい、明日のお弁当作ってあげないんだからねっ!もぉ〜
俺の彼女は、とにかく可愛い。
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