見出し画像

2020/4/25 しらふの私

トップは特に意味はないけれど、去年日本で撮った写真です。幸せを運ぶ組み合わせ、冷えたビールと崎陽軒のシウマイ弁当。崎陽軒といえば横浜。横浜と言えばブルーライト。そういえば、ダイヤモンド・プリンセス号なんてあったな。なんて、すでに記憶のかなたみたいだけど、つい2ヶ月ちょっと前のことか。

***

私が断酒を始めて、そろそろ4か月になる。それまでは毎日必ずビール、芋焼酎、ジンなどなにかしら寝る前に飲むのが習慣だった。仕事の帰りも、なんとなくまっすぐ帰りたくなくて、ひとりで居酒屋に寄って晩酌セットだとか、レストランに寄ってワインだとか、中華料理屋に寄ってビールだとか飲んでから帰ることが週に数回あったし、休みの日は昼から飲むのが当たり前。アルコールの入手が困難なインドネシアの地方に出張や旅行に行くときは、箱ワインや焼酎持参。日本に行くと、コンビニで仕入れた目新しいアルコール飲料でまずはホテルの冷蔵庫をいっぱいにする。インドネシアではアルコールの値段が高いので、免税店で買える量以外にもパウチパック入りの焼酎をスーツケースにこっそり入れる……などといった行動をとる、お茶目な酒好きさんだったのだ。

やめたい気持ちは常にあった。飲みすぎた翌朝は体が重くて起きれない(=走れない)し、昼から飲むとぐったりしてしまって休日が台無しになるし、毎年検診で脂肪肝を指摘されるし。でもやっぱり楽しくておいしいからやめられない、というのが続いていたのに、昨年末に突然ふと「もういっかな」という気持ちが天から降りてきた。いわゆる青天の霹靂ってやつだ。

以来、そのまま、うおー飲みてえ!のウェーブが全く来ない。驚くほど来ない。お酒の味も、それと一緒に食べるつまみのうまさも、バカなおしゃべりの楽しさも手放したくないという気持ちは常にあるので、「時々はたしなむ」ことができる人になれたらな、と思っていたのだが、最近は一杯飲んだらもう十分!という体になってしまった(それはつまり、お年頃?)。

それにしても、私がもしまだ酒飲みだったら、在宅の日々を昼から飲んだくれて過ごしていただろうな、と思うとちょっとぞっとする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?