私の母

+人は生まれる前に選べるものが四つあるとか・・・それは、生まれてくる時代と場所、男か女か、そして、母親を選んでこの世に誕生するらしい。私は、特にスピリチュアルではないが、妙に納得。そこで、私の母について少し書きたい。母は霊感が働く人で、可笑しなまじないとか自己暗示をかけたり、具合がわるくなると、それを持ち出した・・・。彼女は彦根の造り酒屋の娘で、雑巾絞ったことがないお嬢さん!田舎で埋もれて暮らすのが嫌らしく、大卒の父と見合いし、サッサと東京へ出てきた大正生まれの女性。

画像1

彼女は子供を5人産んで、その5番目がわたし・・・。母は家庭の事より、自分の仕事優先。女性発明家として外へ外へ行く人だった。先見の明があるというか、社会性があり過ぎというか、家の中はお手伝いさん任せ。幼いわたしにとっては微妙な女性だった。わたしの魂が、彼女を母親に選び、彼女から学ぶべき、すごいものがあるから、母を選んで、私は誕生したんだ!と理解するようになったのは、かなり大人になってから・・・。

画像2

これが私の母。当時おむつカバーなるモノがなく、経験から難儀したのがきっかけでおむつカバーを発明。それで特許取得し生産した商品を販売ルートに乗せ、女性発明家として経済紙や産業新聞のトップを飾った。家庭から飛び出し自分の人生をイキイキと生きた実に行動力ある珍しい女性が私の母。悔いの無い人生を歩んだ強い女性が、我が魂が選んだ女性です!

画像3

こちらはわたしの娘、末娘。彼女にとって、母親のわたしは一体何者だろう・・・。どんな存在だろうか・・・。彼女は医者で、兄貴の病院を手伝っている。双子を含め3人の子の母親。子供たちに魂云々の話しはまるで通じない。わたしの母は造り酒屋の商家の出、父方は多賀大社の代々禰宜で神主。親から受け継ぐものは多々あるに違いない!血が騒ぐのだ・・・。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?