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日本の現住所の引っ越し

こんにちは。イギリスへの出発まで残り1ヶ月半となり、慌てています。今日は日本の現住所の引っ越しについて書きます。紛らわしい書き方ですが、先に結論から言うと、日本の現住所は引っ越ししません!賃貸なのに!

賃貸なのに引っ越しせず日本を離れるということは、住んでもないのに家賃を払い続けるということです。そんな人聞いたことないですよね。相当特殊な例だと思うので、留学や海外赴任で短期間日本を出る方が迷われた時に、ちょっとだけ思い出してくれたらいいな、くらいの特殊な例として書こうと思います。

我が家の一家帯同留学において、留学そのものと同じくらい頭を悩ませられたのが、日本での引越しの件でした。

【最初に留学期間の話】

もともとの予定としては夫:2020年4月〜翌年3月(勤務校から承認されたサバティカル期間)私:2020年9月〜翌年9月(留学する大学院の修学期間)と、時期がずれていたので、当初は・4月に夫が単身先に渡航・私と子供は7月ごろ後追いで渡航・一家で3月に帰国後、私のみ必要に応じて短期間渡航ということを考えていました。※子供は2020年1月生まれで、当初は生後6ヶ月くらいで渡英する予定でした。

(9月まで大学院があるのに、3月で帰るの?と思われたかと思いますが、場合によっては実現可能です。詳しくはこちらの投稿を見てみてください↓)


結局、予定していたサバティカルの年には夫の勤務先から海外渡航の許可が降りず、一家で渡航できなくなったので、断念し、私はオファーをもらっていた留学先大学院への入学を1年延期しました。

その間、勤務校から2020年4月〜3月の1年間のサバティカルをいただいていた夫は、最初の半年はコロナの終息を待ちつつ、ほぼ育休のような形で日本で過ごし、後半はコロナが拉致が開かないので、サバティカルの後半だけを翌2021年度に延期させてもらって復職しました。21年度も引き続き上半期は仕事をして、後半はサバティカルとしてお休みをいただく予定です。

そんなわけで、夫が延期になったサバティカルを過ごす2021年9月〜3月に合わせて半年だけ一家で渡英することにしました。言い換えると、半年だけ日本を離れることにしました。

【日本での引越しの問題】

6ヶ月と短い期間ですが、この渡英を機に日本で暮らしている賃貸アパートを引き払い、帰国後は夫の職場により近い場所に引っ越すことを前々から夫婦で話し合っていました。

しかし、いくつか(主に2つ)の問題点がありました。

問題1:子供の保活をどうするか

留学から帰ってきたら夫婦共々働きたいので、子供は保育園にお世話になることは前々から前提としていました。しかしながら保育園の申し込み時期は主に秋。その申し込みに際しては市内に居住していなければならないので、留学していて市内に住居がない状態では不可能です😅

問題2:家財をどうするか

これは問題というか、1、2年の留学なら誰でも通る道なのかもしれませんが。。日本を離れるからといって、全ての家財を引き払って帰国後に全て買い直すというのはあまりに非効率なので、場所を確保して保管することを検討していました。しかし、思いの外高くつくので、それなら買い直した方が良い?遠方にある実家で預かってもらう場合、その運搬費はどのくらいか?などさまざまな条件が頭の中でぐるぐると錯綜するだけで、具体的に見積もりを取ったりと、動き出してはいませんでした。

妙案→結論

この問題1と2を最も低コストで解決するために、ある日「市内に荷物が最低限おける広さの安いアパートを借りて、そこに家財を保管する/住所を取得」ということを思いつきました。珍しく夫に「頭いいね」と言われたので、自分でも妙案だと思ったのをよく覚えています。市内の割安な賃貸物件を探し始めました。

しかし、しかーし。
昨日になって夫が、「色々考えた結果、今のアパートを引き払わず、このまま家財を残して渡航し、帰国後も取り急ぎはここに住もう」と言い出しました。

聞けば、夫がようやく見積もり等々に着手し、動いてくれようとしていたのですが、
・保管場所の借料
・保管場所の敷金礼金
・家具家財の運搬費(渡航の前と後で2回)
・その他の荷物の運搬費(実家に預けるつもりでいた/渡航の前と後で2回)
など、新規物件の契約とそれに伴うものの運搬にかかる費用もろもろと、現在住んでいるアパートの月々の賃貸料を比較すると、許容できる程度の金額の差にしかならない(2、30万円程度)、というのです。

私としては、当初は「もう少し精査してから決めようよ!」という思いも頭をよぎりました。しかし、これから出発までの1ヶ月半、まだ現地の住居手配やビザ申請も済んでいない中で、それらの作業や、大学院での勉強の予習に加えて、物件探しや荷物の梱包・運搬、断捨離、保育園申し込みのためだけの住所取得の方法の検討などを進めなければいけないと思うと、時間的にはかなり余裕がないことが改めて意識されてきたので、納得した、というか少し安心する部分もありました。

このようにして、我が家は留学にあたり、日本に不在の間も、これまでの賃貸アパートの家賃を払い続ける、という決断をしました。1年、2年やそれ以上の留学ならばありえないことですが、7ヶ月だけならば無理ではない、という試算は懸命だと自分に言い聞かせています。

ちなみにーロンドンの住居

ちなみに、ロンドンでの住居はまだ確保していませんが、探している限り、日本で現在住んでいるアパートと同じ価格で借りられる住宅など、ほとんどない、という印象を持ちました。我が家は今は関西の地方都市(政令指定都市)の市内で2LDKに大人2人と幼児1人で暮らしているのですが、その相場感からいうと、ロンドン近郊(市外)の同じ間取りで1.5倍くらいという印象です。ポンドが上がり続けているのでどんどん差が開いていると思います。

ロンドンでの住居についてはまた書きますね。長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。

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