完璧主義におちいったとき、あるといい視点

「ひとつのタスクにめちゃくちゃ時間がかかる」
「どれだけやっても終わらない」

その原因は、全部自分でやろうとしているからかもしれない。

今日は、自力に偏って失敗した経験について書いていきたい。


今学んでいる通信課程で、「組織について論じなさい」というレポート課題がでた。

何日も何日も向き合っているけど、まだレポートを書き始めることさえできていない。

その背景はこうだ。

まず「論じるって何?」からはじまり、ネットで紹介されていた参考図書を読んで、論じるとは「自ら問いを立て答えを主張すること。そしてその主張を支える根拠を示すこと」だと分かった。

ここからが大変だった。

教本の該当箇所を読んで、問いを立てようとした。だけど問いが思い浮かばない。ウンウン考えてやっと問いがでて、今度はその根拠を見つけるために論文を検索したけれど、論文を読むのに時間がかかり、しかもレポートに使えそうな箇所が見つけられなかった。問いも構成もぼんやりしていて、調べるのに膨大な時間が費やされていた。

このままじゃ絶対に期限までに終わらない・・・!


そのときふと思った。

そもそもどんなレポートを書けばいいのか分かっていない。
誰かが書いたレポートを見ればイメージが湧くかもしれない。

グーグルで検索すると、同じ通信課程で学習していた人のブログにたどり着いた。実際に書いたレポートをそのままのせてくれている。

そのレポートを見てみたらなんと、、、

教本を要約した感じだった😂

問いも立てていなそうだし、論じているわけでもない。

あくまで教本の内容をまとめることに文字数の大半を費やしていて、他の参考文献からの情報が少し追加、そして最後にご自身の意見が書かれるにとどまっていた。

だけど評価は結構高かった。

レポートってこう書くんだ、と今までの苦労を思って呆然とした(笑)

学問的に正しいのかは分からない。

だけど、「このレポートで教員が求めていることは何か?」を私は理解できていなかった。

今回の場合は本格的に論じるというよりも、「教本をしっかり勉強してますよ」「まとめられるほど理解してますよ」と示すものなのかもしれない。

それに冷静に考えれば、未知の分野でちょっと教本を読んだくらいの私には、教本の内容を理解して説明するのだって精一杯だ。

理想ばかり高くて、今の自分ができる範囲を大きく越えようとしていたと反省したし、先駆者が書いてくれたブログのおかげで進むべき方向性に気づくことができた。


もちろん今回のように「論じるとは?」を理解するために本を読んだり、問いを立てようと試行錯誤した過程で得たものも確実にあるだろう。

だけど、教員や先輩など自分より先を歩いている人たちにアドバイスをもらったり、経験や知恵をお借りすることで、進むべき方向性を大きく間違わなくて済む。

まずは学ぶ=真似るから。

先日、こんな記事を書いたけど、まだまだ自力に偏っていたと反省したのでした。

方向性が定まったし、レポート作成がんばります!

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