酒蔵見学!「神泉」で知られる石川県小松市の造り酒屋「東酒造」
先日、石川県小松市に行きました。
旅の目的は、7月15日にグランドオープンする宿、「伝泊」に泊まること。
一緒に行った友人の仲間が
「伝泊」で働いているということで、プレオープン期間にお邪魔しました。
「伝泊」は江戸時代末期の建物を改築して建てられており、
広々とした1階スペースには囲炉裏もあり、
自然の中でのんびり過ごすことのできる素敵なお宿でした。
石川県小松市とは
小松市は、
石川県西南部に広がる加賀平野の中央に位置し、
産業都市として発展したそうです。
金沢市からは30㎞くらい南に行ったところにあります。
石川県小松市の造り酒屋「東酒造」
旅の目的とは別に、
運の良いことに酒蔵見学に連れて行ってもらえることに!
小松市にの造り酒屋「東酒造」さんへ。
蔵見学をさせていただきました。
東酒造は万延元年(1860年)創業で、160年以上の歴史がある酒蔵です。
ここでは、「神泉」という銘柄をメインに造っています。
正直、私は東酒造に行くまでこの銘柄を知りませんでした。
それもそのはず。
「神泉」はほとんどが石川県内でしか流通していない地酒で、
石川県に行かないと買えないのです。
(東京にある石川県のアンテナショップでは一部取り扱いがあるらしい!)
国の登録有形文化財に指定される建物
東酒造の酒蔵および住居の十二棟が
平成21年に国の登録有形文化財に指定されたそうです。
酒蔵の1番の特徴は石蔵。
昭和11年に火災で蔵が全焼したため、昭和24年に立て替えられました。
その時、断熱効果が優れている地元の観音下(かながそ)の山から切り出した石を石蔵が建てられそうです。
国の登録有形文化財に指定されている建物なので
好き勝手に増改築することができないため
酒の製造量が少ない。
このように石を積んでつくられた蔵が
4つあって
それぞれが酒造りや貯蔵、管理などの部屋として使われています。
少しひんやりとした蔵の中。
蔵の中に絶対にある神棚。
温度管理ができるよう
冷却ホースが巻かれたタンク。
「神泉」という日本酒
国の登録有形文化財に指定されている建物なので
好き勝手に増改築することができないため
酒の製造量を増やすことができない。
そのため、
小規模での丁寧にこだわった酒造りを行っているそうです。
地元・金沢酵母をしようした日本酒が
フランスのコンクールで賞を受賞したりもしています。
フランスで開催された日本酒コンクールクラマスターの
「Kura Master2020」純米酒部門で最高賞のプラチナを受賞した
ブルーボトル。
フランスで開催された世界ワインコンクール 「FÉMINALISE」
(世界の女性ワイン専門家が審査するというコンクール)で
金賞を受賞した純米吟醸 旨口。
石川県小松市から世界へ
「神泉」は石川県内でしか買えないと言いました。
しかし、それは日本国内での話。
中国やマレーシアなど海外への輸出を行っているそうです。
社長さんが自らの足で外国へ行き、
魅力を伝え、輸出先を決めてくるそう。
日本での消費量が落ちている日本酒業界ですが、
海外での需要は高まっている。
そこに視野を広げ、
海外の料理に合うような日本酒を造ったり
コンクールで賞をとり知名度を上げたりしている。
これだけ歴史のある酒蔵なのに
地元での消費に満足することなく
海外へ挑戦する姿勢・熱量を持って成果を上げている。
かっこいい素敵な酒蔵でした。
今はコロナの影響でやってませんが、
素敵な試飲ブースもありました!
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さけ夫婦(嫁)
「日本酒を通して人と人とが繋がる場を作りたい」と思い、6月からSAKE会を開きます!
現在、日本酒勉強中!!!
instagram:@sakefufu
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