アートコンダクター養成講座(初級19期)10月24日、25日開講

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 米国での研究中にNY近代美術館で出会い、涙が出るほど感動したアートプログラム meet me at MoMA。

絵を目の前にして座っている当事者と介護者の方々が絵とファシリテーターの問いかけに、活き活きと感想をコメントし、笑顔が絶えなかった。私の目からも自然と涙が。。。           参加者の”生きがい”になっているというこのプログラムを日本でも実施したい、との思いから何回も視察を重ね、ファシリテーターのトレーニングを受けました。

 帰国後日本で試行を重ね、開発した日本仕様のプログラムがArtrip®(アートの旅)です。全国にいる当事者と介護者が対等に楽しめるこのプログラムを是非体験してほしい。その為にはスキルを持った沢山の進行役(アートコンダクター)が必要です。アートコンダクターはアートの旅のパートナーです。

 6か月の説得の後MoMAの許可、協力を得てマニュアルを日本語に訳し、2012年西洋美術館でのプログラム開始と同時にArtrip®の進行役(アートコンダクター)の養成講座を開講しました。

 単にスキルを学ぶことに満足するのでなく、実際にプログラムを実施する人を養成するために「寺子屋」をイメージし、少人数の実践的な講座とし、これまでに多くの”アートが好き”、”人に喜んでいただきたい” ”認知症ケアに役立てたい” ”アートで社会貢献したい”、という強い強い思いの方が賛同し、受講してくれました。今では70名以上の認定アートコンダクターが全国の美術館、高齢者施設、その他で活躍しています。

 これまで東京で対面で実施してきた養成講座ですが、今回初めてZOOMを使ったオンラインで実施します。オンラインでもこれまでの対面での講座と同じ内容をキープしています。

 初級講座では、2日間でアートリップの基礎、場の作り方、認知症当事者とのコミュニケーションのコツを中心に介護の専門家、認知症当事者の方にもご協力いただいて実践的に学びます。最終日には実際に当事者の方と一緒に一人一人アートリップを実践します。

 アートリップでのコミュニケーション方法を日常での当事者とのお話にも使ったところ話がスムーズにできるようになったとおっしゃる方もいます。

 Artrip®はあくまでアートのプログラムです。誰でも参加すれば楽しむことができますし、より深く作品を体験することができます。認知症の為の療法ではありません。が、長寿医療研究センターにより うつの軽減、短期単語記憶力の改善兆候などの臨床的な効果も認められています。アートを通して参加者の心を開き、思いを共有するプログラムです。 

 アートコンダクターになって、貴方も私達の体験している感動を共有しませんか? その一歩が初級講座です。アートリップや講座に興味のある方はプログラム動画も掲載されているアーツアライブウェブサイトをご覧ください。

お問い合わせは info@artsalivejp.org かお電話 03-6721-1673   受講お申込みは以下からお願いします。http://www.artsalivejp.org/pickup/?3  

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