腰痛リモートワーカーが選んだ腰痛対策の必需品
ほんと、腰痛って辛いよね……。
小さい頃からうつ伏せ寝がデフォルトの私。昔テレビで「お母さんのお腹の中での姿勢がそのまま寝る姿勢だから、逆子だとうつ伏せ寝になる」と誰かが言ってるのを見た覚えがあるのですが、私はまさに逆子だったらしいのです。他の逆子経験者にも寝姿について聞いてみたいところ。
うつ伏せ寝のせいで反り腰になり、若い頃から腰痛に悩まされてきましたが、ここ数年で気圧の変化がダイレクトに腰に来るようになりました。あー台風が来るな…とか何となくわかるんですよね。わかったところで、腰痛で立ち上がれないから対処は一切できません。
私の役に立たない特殊能力はもう一つあって、『地震の直前に目が覚める』というものなのですが、数分前ならともかく数秒前なのでこちらも何もできません。寝起きのボケた頭では迅速な判断もできないしそもそもそんなに機敏に動けないし。役に立たない災害予知能力より、口座に直結する能力が欲しいです。
腰痛の話でした。
腰痛持ちがフルリモート生活をする中で何が困るって、やっすい椅子に座ってると腰痛が悪化するんですわ……。
半リモート生活の頃から、この椅子だとやばいなと薄々気づいてはいたのですが、椅子って何選んだらいいかわからないし、アーロンチェア的なやつはデザインがあまり好きじゃないし、と騙し騙し安くてかわいい椅子に座り続けていたら、腰痛が首に来て頭痛を引き起こすようになりました。
整体に通って頭痛は改善したものの、これはあかん、とちゃんとした椅子を買うことに決めました。
椅子ってやっぱり大事。まずはいいものを
椅子を選ぶ際に行ったのは、オカムラのショールームと、専門家にアドバイスをもらいながらさまざまなメーカーの椅子を試せるWORKAHOLIC。最終的にWORKAHOLICで椅子を購入しました。
どちらも完全予約制となっているので行く際には注意が必要です。椅子を選んだ顛末はまた別の投稿で詳しく書こうと思います。
私が購入したのはSteelcase(スチールケース)の Gesture(ジェスチャー)という椅子。今、Amazonで価格を見てぶったまげましたが、私が買ったときはもっと(かなり)安かったです……。確かに来月から値上げするよ、というタイミングで買ったんですけど、ちょっと値上げしすぎじゃない??
アジア工場にするかアメリカ工場にするかで価格が少し違っていて、安くて納期の早いアジア工場製にした覚えがあります。
これに座ってから腰痛はかなり激減しました。相変わらず気圧には弱いけど、仕事していて腰が痛くなるということはあまりなくなった気がします。
WORKAHOLICではヘッドレストにきちんと頭をくっつけて座るように指導されていて、たしかに、そういう風に座っていると首が痛むこともありません。(集中するとどうしても前傾姿勢になって、首を痛めてしまうことはまだ時々あるのですが)
ただ、この椅子でも完全に快適ということはありません。ずっと座っているとお尻が痛くなってくるんです。こまめに立ち上がるとか休憩を入れるといいんでしょうけど、集中しているときにはなかなかそれも難しいので、どうしようかなーと考えていました。
そしてセカンドチェアを買ってみる
同じく腰痛に悩む方がこちらを購入して「良かった」と言っているのを見て、FLEXISPOTのスタンディングチェアを買いました。価格も手頃な方だったのと、スタンディングチェアなのでGestureとかぶらない使い方ができるのでは?と期待しながら。
で、買ってみて思わぬ盲点が。
デスクに対して高さが……合わない……!!(調べとけよ)
いや、私がちゃんと調べずにポチったから完全に私のせいなんですけど。
椅子の高さが最低61cmなので、通常の70センチほどの高さのデスクでは、この椅子だと高すぎます。あとこの椅子、スプリングなのかガス圧なのかがめちゃくちゃ強すぎて、一度高さを上げると私の力では二度と下げられないというトラップつき。(人に手伝ってもらってやっと下げられた)
でも、座り心地はなかなかです。お腹に力が入るので、腹筋も鍛えられてぽっこりお腹が凹むのでは?というかすかな期待も生まれました。ゆらゆら揺らすことができるのも気分転換になります。使ってみたことはないのですが、バランスボールを椅子代わりにするのと似た感覚なのかも?
高さが合わないと仕事に使えないけど、それでは困る。でも、スタンディングチェアに合わせたデスクを買うとGestureが使えなくなる。もっと困る!お高かったのに!!
そこで高さを変えられる昇降デスクを検討することに。これも結果的に腰痛対策になりました。
最後の砦?電動昇降デスクに手を出す
電動昇降デスクは昔働いていた会社のオフィスで使っていて、いいなーこれ欲しい!と検討したことはあったのですが、何せお値段が高くて。10万円オーバーが当たり前でしたし、当時はリモートワークの頻度も少なかったのでそこまで投資することもないとすぐに諦めて忘れていました。
今「電動昇降デスク」で検索すると、3万円くらいのものもゴロゴロ出てきてびっくりします。電動ではなくガス式だと1万円台のものもあるんですね。
レビューを読むと3万円台の電動昇降デスクは組み立てがネックになるものが多いようで、重くて組み立てた後に動かすのが大変という意見もよく見られました。
そこで、比較的軽くて組み立ても簡単そうなSunonのものを購入しました。確かに組み立てはとても簡単でしたし、組み立ててからひっくり返すのも一人で問題なくできるレベルでした。
メモリーが3つあるので、 Gesture用、スタンディングチェア用、立って仕事をする時用、と3種類の高さを設定して使い分けています。気分転換にもなるし、腰にもなかなかいい気がしています。
大失敗したのが、物の設置。PCや周辺機器を置いて「よし完成!高さ設定してみるか!」と高さを上げると、ガタガタガタ!とデスク上が大惨事になりました。高さが変わることでケーブルが引っ張られることを考慮していなかったんですね……。私のような考えなしはあまりいないと思いますが、電動昇降デスクは一番高い状態にしてからデスク上に物を設置することをおすすめします。
新しいデスクを買ったら古いデスクを処分する必要がありますが、私は旧デスク(本棚つきでけっこうでかくて重かった)を解体するときに地味に腰を痛めました。
すごく痛いわけじゃないし……と忙しくて放置していたら悪化したらしく、坐骨まで痛みが来て治すのに時間がかかってしまい、腰痛対策でデスクを買い替えたのに本末転倒です。解体や組み立ては休憩を入れつつ、無理せずやりましょう。
ガス式昇降デスクもなかなか良いよ
実家で仕事をすることもあるのですが、同じ環境を実家に再現すると二倍の出費になってさすがにキツいので、ニトリのガス式昇降デスクを買ってみました。パーツが多くてSunonより組み立てが少し面倒でしたが、昇降もスムースでこのお値段にしてはかなりいいと思います。
でもなぜ、六角レンチはついてるのにプラスドライバーだけを用意しなければいけない仕様なんでしょうか。謎。
モニターアームを設置すれば、小さいサイズのデスクでもじゅうぶんに仕事をすることができました。
アームは前回の投稿で紹介したアイリスオーヤマのモニターアームです。(この写真にあるリングライトについても書いています)
結局は同じ姿勢で仕事をするなという話
3パターンの仕事姿勢をゲットして、気分転換にもなるしなかなかいい!と思いましたが、どうしても集中してくると同じ姿勢をずっと続けてしまいますね。
立ったままは疲れるし、スタンディングチェアもお尻が普通の椅子とは違う感じで痛くなります。長時間座っていられない=強制的に姿勢を変えることになる、というのは意外といいのかも?(スタンディングチェアは真ん中が盛り上がった座面だからかな。痔の人はこれ、大変なんじゃないだろうか)
意識して休憩しながら、正しい姿勢で仕事をする。これが一番なんでしょうが、なかなか難しいです。
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